鹿島は優勝遠のく敗戦

湘南が勝利 (C)Getty Images

明治安田J1リーグ第32節が行われ、湘南ベルマーレと鹿島アントラーズが対戦した。 湘南は直近5試合で1勝4敗となっており、自動降格圏と勝ち点差はない。一方の鹿島も直近5試合で勝利なし。天皇杯準々決勝でも敗れ、切り替えたい湘南戦では鈴木優磨や柴崎岳、名古新太郎、植田直通といった主力が揃って先発した。 【動画】畑大雅がテクニカル弾！ 8分には湘南に決定機。ドリブルで仕掛けた福田翔生がエリア内右から強烈なシュートを放つが、GK早川友基が片手でセーブした。16分にも敵陣で拾った鈴木雄斗がミドルを狙うも、右ポストに弾かれた。 しかし、ワンチャンスを生かしたのが鹿島。22分、コーナーキックから関川郁万が競り勝つと、濃野公人が押し込んだ。さらに27分、濃野がルーズボールを収めて右の鈴木へ展開。パスを再び中央で受けると、右足で決め、この日2点目でさらにリードを広げる。濃野は今季通算9ゴール目となった。 それでも前半終了間際、湘南が1点を返す。スルーパスを受けた鈴木章斗がDFをかわすと、右足でニアへ突き刺し、1-2で前半を終えた。 後半は一進一退の展開が続いていたが、66分に同点に。平岡大陽から左の畑大雅へ送られると、ダイレクトでファーサイドへ流し込み、湘南が同点ゴールを奪っている。さらにその1分後、ワンツーでボックスを攻略すると、最後は福田が左足で流し込み、湘南が逆転ゴールを挙げた。 結局、試合は3-2で終了。湘南が逆転勝利で3試合ぶりの白星となっている。