今年ようやく「住宅ローン」を完済! ローンを組んだ頃は「利率4%」でしたが、最近は「1%」ですよね? 3000万円を借りた場合、利息はどれだけ差が出たでしょうか?
ローン金利1%と4%の利息の差は?
これらを踏まえて、利息1%と4%ではどれくらい返済総額に差が出るのかを検証してみます。ここでは次の条件でシミュレーションしました。 ・借入金額:3000万円 ・返済期間:35年 返済方法ごとの返済総額は図表1のとおりです。 図表1
条件ごとに計算し作成 元利均等返済の場合、金利4%のほうが1%の場合よりも2022万円返済総額が多くなることが分かりました。また、元金均等返済の場合は、金利4%と1%の場合の差額は1578万円です。金利は情勢によって変化するため予測はできませんが、今の時代に住宅を購入していたら1000万円以上の利息を支払わなくて良かったと思うと、悔しい気もするでしょう。
まとめ
住宅ローンには、主に「全期間固定型」「変動型」「固定期間選択型」の3つのタイプがあります。また、3つのいずれのタイプでも、住宅ローンの返済方式には「元利均等返済」と「元金均等返済」の2つがあります。それぞれにメリット、デメリットがありますが、自身の契約タイプや返済方式を把握しておくことが重要です。 これを踏まえて、ローン金利1%と4%の場合の返済総額を比較すると、元利均等返済の場合で約2020万円、元金均等返済の場合で約1570万円もの差があることが分かりました。利息の面では損と感じるかもしれませんが、預金金利も現在より高くつく時代でもあったため、どちらが良いと一概にいうことは難しいでしょう。 出典 住宅金融支援機構 フラット35 住宅ローンの基礎知識 執筆者:古澤綾 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部