ベランダが狭く、洗濯物は部屋干しで年中「サーキュレーター」は必須です。毎日12時間つけっぱなしで電気代は月にいくらかかっていますか?
狭いなどの理由でベランダに洗濯物を干せない場合、室内干しをするという方も多いでしょう。室内干しの際にサーキュレーターを使用すると、空気の流れを作り、洗濯物の乾燥を効率的に行えます。しかし、毎日長時間使用することで気になるのは、電気代がどれくらいかかるかということです。 そこで今回は、サーキュレーターを毎日12時間つけっぱなしにした場合の1ヶ月の電気代や、電気代をおさえつつ効率的に洗濯物を乾かすコツをご紹介します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
毎日12時間サーキュレーターをつけっぱなしにした場合の1ヶ月の電気代はいくら?
毎日12時間サーキュレーターをつけっぱなしにした場合の1ヶ月の電気代を以下の条件で計算していきます。 ・サーキュレーターの定格消費電力:23ワット ・電気代の目安単価料金:31円/キロワットアワー(税込み) 電気代は次の計算式で求められます。 ・消費電力(キロワットアワー)×電気料金単価(円/キロワットアワー) 12時間サーキュレーターを使用した際の1日の電気代は約9円、1ヶ月で約270円かかることが分かりました。ただし、使用するサーキュレーターやご家庭により電気料金単価は異なりますのであくまで目安として参考にしてください。
サーキュレーターの選び方
サーキュレーターのモーターには、AC(交流式)モーターとDC(直流式)モーターの2種類があります。それぞれの特徴と電気代への影響を見ていきましょう。 AC(交流式)モーター搭載モデルは、DC(直流式)モーター搭載モデルに比べて低価格で手軽に購入できる反面、消費電力が少々高めです。一方でDC(直流式)モーターは消費電力が低いことが特徴で、AC(交流式)モーターと比較すると電気代がおさえられる可能性があります。 DC(直流式)モーター搭載モデルの方が購入費用は高めですが、節電効果で電気代の削減が期待できるため、長期的に考えるとAC(交流式)モーター搭載モデルよりお得かもしれません。
サーキュレーターを使って洗濯物を効率的に乾かすコツ
サーキュレーターを上手に活用することで、乾燥時間を短縮し電気代を節約できるかもしれません。サーキュレーターを使って室内で洗濯物を干す場合は次のポイントを意識してみましょう。 【空気の流れを工夫する】 サーキュレーターは、洗濯物の下から上へ向けて風を当てると効果的です。これにより湿気が上に抜けやすくなり早く乾かせます。また、天井に向けて風を送ることで、部屋全体に空気を循環させる方法も効果的です。 【乾燥場所の環境を整える】 できる限り風通しのよい場所や湿気がこもりにくい部屋で乾かすことも大切です。窓を少し開けたり、除湿器を併用したりすることで室内の湿度を下げ、乾燥時間をさらに短縮できるでしょう。 【風量やモードを調整する】 サーキュレーターには何段階かの風量設定ができる場合があります。乾き具合や天候に合わせて風量を調整することで無駄な電力消費をおさえられます。また、静音モードやエコモードを活用することで、電気代をさらに節約できるでしょう。