得点圏で3度凡退の正木智也に「集大成の9月。こういう経験を経て、成長すればいい」 ソフトバンク3連敗も…小久保監督は期待込める
◆ソフトバンク0―1西武(6日、みずほペイペイドーム) ジリジリとした足踏みが続く。今季10度目の零封負けを喫し、後半戦初で今季最長タイの3連敗。優勝マジック15は1日から変わっていない。小久保監督は「見ての通りです。チャンスで一本」と打線を嘆いた。 ■秋山幸二さんが試合前に〝魔球〟披露【写真】 序盤からチャンスをつぶすと、4回1死、先発の有原航平が佐藤龍世に先制の右中間ソロ本塁打を浴びた。その裏、エンドランも成功し、1死一、三塁と絶好機。周東佑京が空振り三振、今宮健太が遊ゴロに倒れると、この1点が最後まで重くのしかかった。 1、2番がともに無安打無出塁。クリーンアップは塁をにぎわせたが、6番の正木智也が3度の得点圏で凡退した。指揮官は「優勝争いをしていてね。ゲーム差があると言いながらもプレッシャーがかかる集大成の9月。こういう経験を経て、成長すればいい」と3年目の若武者に期待を込めた。 一方で8月は1勝2敗、防御率5.70と苦しんだ有原が毎回走者を出しながら、8回1失点。小久保監督も「有原はよく頑張っていた。ホームラン1本は仕方ない」とうなずいた。リリーフ陣の台所事情が厳しい中、主戦級右腕の復調は明るい材料となりそう。 2位日本ハムとのゲーム差は8に縮まった。まだまだ安全圏のリードがあるとはいえ、ここ10試合は3勝7敗と苦戦中。今季一度もない4連敗だけは避けなければならない。(小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社