BL東京のブラックアダーHC V2目指す来季へ向けて「ハードワークを抜きにして達成できるものはない」/リーグワン
ラグビー・リーグワン1部でBL東京を初制覇に導き、ニュージーランド(NZ)に帰国中のトッド・ブラックアダー・ヘッドコーチ(HC)が18日、オンラインで会見。「優勝したことを、選手たちも誇りに思っていると思う」とあらためて感慨を述べた。 前年王者の東京ベイ、府中ダービーのライバル東京SG、NZ代表NO・8アーディー・サベアが加わった神戸などと同じA組で、シーズン初めは「タフなカンファレンスに入ったかなと思ったが、毎週いいパフォーマンスを出さなければならず、次の試合ではもっとよくしたいという繰り返しが、いい結果を導いた」と振り返った。「メンバーをローテーションしながら戦ったシーズン。選手層の厚みを出せた」。今季は41人の選手を起用した結果、特に若手の成長につながったという。 来季はディフェンディングチャンピオンとして追われる立場になる。「連覇を気にしすぎることはせず、今季機能してきたことをいかにグレードアップさせるか。先を見過ぎる選手も出てくると思うので、選手のマインドセットの再設定も重要。言えることは、ハードワークを抜きにして達成できるものはないということ」と足元を見つめた。 来季はプレーオフ(PO)進出枠が6に増える構想で、レギュラーシーズン3~6位の4チームで準々決勝を行い、勝者が1、2位とそれぞれ準決勝を戦うことになりそう。「3位以下になると、POの高いプレッシャーの中で3連戦しなければいけなくなる。1位か2位で通過することも大事になってくる」と話した。