【独自】小泉進次郎が地元後援会に送った「5万円おねだり」衝撃文書を独自入手!
会見前日の「おねだり」
9月5日、1葉のFAXが小泉進次郎元環境相(43)の選挙地盤である横須賀市・三浦市の建設業界や不動産関連団体などに送りつけられた。 【5万円以上の寄付を…】進次郎氏が後援会へ送りつけた「おねだり」文書を独自入手! 〈小泉進次郎代議士への献金のお願い〉 身も蓋もないタイトルに、以下の文面が続く。 〈今回の総裁選では「カネのかからない選挙」を目指している一方で、活動の範囲が全国に広がることから、資金的に大変厳しい状況です。横須賀・三浦から再び自民党総裁、ひいては日本の首相を誕生させるためにも、経泉会の皆さまの浄財を、小泉進次郎代議士に賜りたく心よりお願い申し上げます(中略) 1口5万円(1口以上) 総裁選に有効に活用できるようにするためにも、9月27日(金)までにお振込みいただきますようお願い申し上げます〉 経泉会とは、横須賀市の経営者らによる進次郎氏を支える政治団体だ。匿名を条件にFAXを受け取った経営者が語る。 「何口献金するか、会員同士で話し合っています。進次郎は総理総裁になりそうだから、保険というか、つなぎ代というか……。でも、父の純一郎の時代から、地元に何も還元してくれないので正直、メリットはない。アイドルの握手券じゃないが、応援の意味で献金を考えている人もいるし、多くは付き合いで献金するんですが、いかんせん額が……」 横須賀市は人口減少に歯止めがかからず、街の経済は収縮し続けている。そんななか、「1口5万円」の献金は負担が大きいというのだ。 「経営者といっても大半が地元の中小企業。家族経営だったり、社員は数名で経営者が率先して汗を流して働いているようなところが大半。個人で献金すれば税法上の『寄附行為』として認められるのは理解しているが、進次郎の朝食会の2万円くらいならなんとか出せても、その倍以上だからね。厳しいよ」(同前) ◆広報担当からの「謎メール」 他の政治団体や資金管理団体として登録されている企業にも、進次郎氏は同じような文書を矢継ぎ早に送っているという。疲弊した地元の経済状況を考慮すると、「ズレた無心」と言えよう。 小泉選対に、「カネのかからない総裁選」を掲げる中、このFAXを送付した意図について質したが、期日までに回答は得られなかった。 進次郎氏のズレっぷりは献金依頼に留まらない。9月4日、自民党本部内の記者クラブ「平河記者クラブ」加盟16社のキャップに小泉選対の広報を務めるA氏が突如として以下のメールを送った。 〈「小泉番記者」の皆さまにも、連日の視察やぶら下がりにて小泉の活動を取材していただき、ありがとうございます。(中略)3週間の選挙戦、キャップの皆さまにも事前にご挨拶と、選対本部を見ていただいたり、いま考えていることを少し共有させていただき、雑談の機会を設けたいと思っていたのですが、会見前に一度と思いますと、このタイミングしかなく、ご案内する次第です 1.オフレコです。 2.お一人でのご参加でお願いします。記者、カメラマンの帯同は例外なくご遠慮ください。 3.今回は今回の選挙に関する小泉の考えの頭出しと、みなさんの小泉に関する関心事の情報交換と考えております。他陣営に関するご質問には回答を控えておりますので、ご理解ください。 「キャップ陣とコーヒーでも一緒に飲むかな」と言っていますので、本人は自分のコーヒーを買って持ってくるそうです。皆さんもお飲み物をご持参ください〉(以上、原文ママ) メールを受け取った記者が、ため息混じりに言う。 「担当の番記者を呼ぶならまだしも、統括役のキャップに対して急にこんなメールを送りつけ、こちらの都合もお構いなしで『いまからコーヒー持って事務所に来い』と言う。仕方なく行ってみたら、進次郎氏の話はペラペラ。野球部時代に頑張った、最後の夏の大会で満塁の好機で当てにいったバッティングをしてピッチャーゴロになった。それ以来、フルスイングをモットーにしている……という具合です。 『こんな社会にしたい、こんな内閣にしたい』といった大局観はハナから期待していませんが、目玉政策も語らず、精緻な票読みもなかったのには呆れました。本人は各社に熱意をアピールしたかったのでしょうが、逆に『中身がない』ことを露呈しただけですよ」 ◆失笑された「イラスト地図」 進次郎氏は、純一郎元首相(82)のバックアップを受けて関東学院大学から米コロンビア大へ留学。シンクタンクのCSISの研究員となった。帰国後は父の私設秘書となり、28歳の若さで国会議員となる。企業や役所に就職したことはない。世間とはかけ離れた感覚の持ち主なのも納得ではある。 「アメリカ留学時に自力で英語力を身に付けた経験が“過酷な環境で成果を残したオレ”と刷り込まれているようで、野球以外のエピソードといえば米国留学時の想い出話が鉄板。だからなのか語学が堪能な人が好きで、選対広報のA氏はアメリカのテック企業やAI企業の広報や渉外を務めた“広報のプロ”との触れ込みです。しかし、9月7日の銀座四丁目の街頭演説では“カメラの設置用の場所取り”なる、変なイラスト付きの地図を送って失笑されていました。進次郎氏をタレントのように扱うのです。9月14日に進次郎氏が横須賀海軍カレーを選対本部で振る舞う取材機会があったのですが、A氏が代表カメラに対し『エプロンを外すシーンは髪の毛が乱れていたから使用NG』とクレームを入れるなど、威を借りるマネージャーのように振る舞う“勘違いコンビ”です」(別の全国紙政治部記者) 初の総裁選出馬のため、やむなしな面もあろうが……進次郎氏のトホホ話はまだある。 9月6日、進次郎氏の出馬会見でフリーランスの記者が「知的レベルが低い。国力低下の懸念がある」といった趣旨の質問をし、進次郎氏が「私に足りないところが多くあるのは事実だと思います。完璧ではないことも事実です。しかし、その足りないところを補ってくれるチーム、最高のチームを作ります」と巧みに切り返したのは周知の通り。 この際、進次郎氏は白い歯をキラリと輝かせて「最高のチームを作り、チームで改革を進める」と語ったが、当日配られた進次郎氏のプロフィールの「短所」の欄には、こう記されている。 〈集団行動が苦手なところ〉 永田町の常識は世間の非常識――そんな言葉もあるが、進次郎氏の常識は、世間と相当にかけ離れているようだ。 関連記事『【日本終わる】の声も…上司に「お前、元気か?」総裁候補・小泉進次郎が犯した”とんでもない非礼”』と『大混乱の自民党総裁選 大本命小泉進次郎を待ち受ける「選挙後に”軽い神輿”は使い捨て」』では、初の総裁選に臨む進次郎氏の「実像」をさらに掘り下げている。 取材・文:岩崎大輔
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