地震保険の支払額、205億円 損保各社1月末、2万5千件
日本損害保険協会は15日、能登半島地震で損害保険各社による地震保険の保険金支払額が1月末時点で約205億円だったと発表した。件数は約2万5千件。調査が完了していない建物がまだ多数あり、今後さらに膨らむ見通し。 損保協会の集計によると、主な支払額の内訳は石川県で約80億円、富山県で約64億円、新潟県で約52億円、福井県で約3億円。事故受付件数は約7万6千件あり、調査完了は約3万8千件にとどまる。 保険金を迅速に支払うため、損保協会は甚大な被害が発生した石川県珠洲市、輪島市、志賀町、能登町の一部地域については、航空写真を使い、一括して「全損地域」か「一部全損地域」と認定している。