「中国インターネット発展状況統計報告」を発表した中国インターネット情報センター（2024年3月22日撮影）。

【東方新報】「中国インターネット情報センター（CNNIC）」が22日、「2023年末の時点で中国のネットユーザーは10億9000万人を超え、22年のネットユーザー数を2480万人上回ったと発表した。 　報告書は、昨年、2577のウェブサイトと携帯電話のアプリケーションが、高齢者や障害者のための機能を改善し、バリアフリーサービスを提供した。また、デジタル技術が旅行や医療などの公共サービスにも広く応用され、より多くの人びとのより良い生活に貢献したとレポートしている。 　またオンライン配車サービスや医療サービスを利用したネットユーザーの数は昨年大幅に増加し、22年12月時点と比較して、それぞれ9057万人、5139万人増加したこと、インターネットの急成長が消費を刺激し、デジタル経済の持続可能な発展を促進したことも報告された。 　昨年、オンライン旅行予約を行うユーザー数は5億900万人に達し、22年12月より8629万人増加した。 　同センターは「ライブストリーミングプラットフォームは経済と文化の発展を進める主要なチャンネルになっている。例えば、昨年3月、貴州省（Guizhou）が主催したバスケットボールの試合は、多くのネットユーザーがライブストリーミングで観戦し、それをきっかけに多くの人びとが貴州を訪れるようになり、地元の観光業に大きく貢献した」と強調している。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。