カムイヘッド×フジクラシャフト「強弾道で高い球を打ちたいと思う上級者ゴルファーの贅沢な望みをかなえてくれる」(堀越プロ)【人気ゴルフ工房のぶっ飛びドライバーをキング・オブ・試打が語る】
●ヘッド/カムイ TP-XI <イレブン>nitrogen(ロフト10度)
カムイといえば、ヘッド内に窒素ガスを装填することで、ヘッド内圧を高めて、たわみやすいβ系チタン「DAT55G」を薄肉化しても余計なたわみを抑えて高いレベルでCT値を適合範囲内にキープさせる技術で有名だが、このモデルはその技術がさらに進化。フェース内部に壁を作ることでクラウンとソールを物理的に繋ぎ、窒素ガス装填BOXを作り出した。その結果、ボールのスピン軸が傾きにくい大慣性モーメントヘッドと、変わらない寛容性を生み出した。相反する関係と言われる高いボールスピードと寛容性を両立したという。価格(税込)/10万8000円(ガス+発泡剤)
●シャフト/フジクラ ダイヤモンドスピーダー(5S)
高弾性率・高強度を両立した東レ「トレカ MXシリーズ M46X」をゴルフシャフトで初採用。DAYTONA SPEEDERにも採用している『M40X』に加え、さらに超高強度・高い弾性率を兼ね備えた最先端素材『M46X』をダブル積層。前作を超える加速感とインパクトの強さで、さらなるボール初速アップを実現した。(WOOD用のみ採用)価格(税込)/6万6000円
ヘッドの見た目とは裏腹に高打ち出しでキャリーが出る
「まず構えてみると、フェースプログレッション(FP値)の大きさを感じます。いわゆる出っ刃のモデルです。FP値については、アイアンの話になりますが、大きければ球が上がりやすく、小さければつかまりやすいというのが良く言われる話です。ただ、ことドライバーに関していうと、FP値が大きくなると球が上がりやすいと同時に、つかまりが良くなると私は思っています。それは、形状からフェースが回転したときにフェースが出ていて、先にボールに当たり、左に行きやすいからです。また、カムイらしいディープフェースなので、寛容性が大きいモデルというよりも、初速に重きを置いているのかなと思います。シャフトはトルクが少ない『ダイヤモンドスピーダー』なので、『5S』ですが、かなり硬さを感じます。打つ前ですが、球をつかまえられるゴルファーであれば、強い球が出るイメージがありますね」と堀越プロは分析する。
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