ガム禁止だけど鼻ピアスはOK!? 海外航空会社の服装規定にSNSで議論勃発「最近の若者は……」「プロ意識低い」
しばしば物議を醸す学校や職場での服装規定問題。「TPOにあわせた服装を心がけるべき」「服装はあくまで個人の表現の自由」「見た目と能力は関係ない」など、人によってOK/NGの解釈はさまざま。そんななか、ある航空会社が発表した“身だしなみにまつわるガイドライン”をめぐりSNSでは意見がわかれている。
アメリカ三大航空会社のうちのひとつに数えられるデルタ航空。同社は先日、将来採用される客室乗務員に対して、面接時、訓練時、そしてキャリアを通じての“身だしなみに関するガイドライン”を発表した(以下内容抜粋)。 ・まつ毛は極端な長さやボリュームを避け、自然に見えるようにする。 ・指の爪はきれいに整え、切りそろえ、同じ色に統一する。ネオンカラー、マルチカラー、装飾、グリッター、手描きデザイン、エアブラシを使用したネイルは不可。 ・目に見えるタトゥーは禁止。衣服または防水メイクでカバーしなければならない。包帯でタトゥーを隠すのは不可。 ・鼻ピアスは片側・スタッドタイプのみ認められる。スタッドはゴールド、シルバー、ホワイトパール、透明なダイヤモンド、ダイヤモンド風のデザインに限る。 ・適切な下着を着用し、見えてはならない。 ・面接の日の汚い言葉使い、チューインガム、携帯電話やイヤホンの使用は禁止。
SNSでは「“会社の顔”となる客室乗務員に対して、航空会社が適切な身だしなみをするよう求めるのは当然のこと」「至極真っ当なガイドラインだと思う」など、概ね肯定的な声が多数。なかには「こんな常識的なことをわざわざ規定する必要があるなんて……最近の若い客室乗務員には驚かされる」「面接時にガムを噛むのはありえないけれど、鼻ピアスがOKなのはもっとありえない!」というコメントも寄せられた。
なお鼻ピアスに関しては、宗教上の理由や慣習を配慮しての記載だと推測されている。許容範囲のボーダーラインがケースバイケースだからこそ、ときに判断が難しい身だしなみにまつわる議論。過去には「露出が多い」ことを理由にゲストの入店を拒否したレストランが炎上したことも。デルタ航空のガイドラインは妥当?それとも厳しすぎる?