途切れたレールの先で水しぶきを上げるドンキーコングのクレージー・トロッコ

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ、大阪市）の運営会社は11日、任天堂の人気ゲームキャラクターがテーマの「ドンキーコング・カントリー」を開業させた。総額600億円超を投じた令和3年開業の「スーパー・ニンテンドー・ワールド」を拡張し、新エリアを含めた面積は従来の約1・7倍に。11月下旬には報道陣へ公開され、記者が「ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」に乗ってゲームの世界観を体感した。 【写真】ドンキーコング・カントリーの奥にそびえる「黄金のしんでん」のエントランス 新エリアの奥にそびえ立つ「黄金のしんでん」から定員4人のトロッコに乗車し、安全バーをしっかり握ってジャングルでの冒険にいざ出発。ドンキーコングやディディーコングとともに、ティキ族から重要アイテム「ゴールデンバナナ」を守るというのがストーリーだ。 コース上では、コングらが乗っている別のトロッコとぶつかりそうになったり、途切れたレールを高速でジャンプしたりと、予測不能なスリルが視界を通じて全身を駆け抜ける。記者を含め報道関係者4人が乗車したトロッコは約2分間にわたり絶叫の渦に包まれた。 興奮冷めやらぬ中、向かった先は「ランビのジャングル・コンガ」。リズムに合わせ、3人がそれぞれコンガをたたく。ランビを出現させれば大成功で、リズム感や協調性を磨く上でも最適のアクティビティー。その後は、ステージに現れたドンキーコングの姿を撮影し、近くのデザート店「ジャングル・ビート・シェイク」に目が奪われる。 ドンキーコングがゲーム内でタルを投げ、破壊されたタルが飛び散る瞬間を表現した「DKクラッシュサンデー」。シェイクとスムージーのハイブリッドな組み合わせで、さわやかな味わいが印象的だった。（岡嶋大城）