日本の国民食「カレー」が海外で人気 「日本のカレー」の歴史と特徴をヒモとく
日テレNEWS
「日本のカレー」が海外で注目されています。「世界の伝統料理ランキング」で「日本のカレー」が1位となり、都内のカレー店には海外から多くの客が訪れています。また、イギリスでは日本の「カツカレー」が人気となっています。 姿が戻り始めた外国人観光客に、日本で食べたいものを聞きました。 アメリカからの観光客 「ラーメン、スシ…」 ドバイからの観光客 「スシとおいしい日本酒」 イタリアからの観光客 「麺」 「ウドン」 定番は「すし」や「うどん」などですが、東京・下北沢にある飲食店では、あるメニューを目当てに訪れる海外のお客さんが絶えないといいます。 フィリピンからの客 「日本のカレーがすごく好きで」 求めていたのは「日本のカレー」です。 フィリピンからきた人 「味わい豊かで、タイカレーなど他のカレーとは全然違います」 ニューヨークから来た人 「おいしいです」 茄子おやじ 雨宮弘哲さん 「ジャマイカだったり、ハワイ、中国や韓国とか、ここに来て(外国人客が)すごい増えている。日本のカレーが気になるんでしょうかね…?」 ◇ そもそもカレーは明治時代にイギリスから海を渡ってきたメニューですが、今や日本の食文化に浸透しています。ラーメンチェーン「天下一品」は3月に、こってりスープ味のレトルトカレー「こってりカレー 中辛(322円)」を発売しました。モスバーガーでも、ライスバーガーにカツカレーが登場しました。(夜モスライスバーガー カツカレー 590円) チェーン店もこぞって新商品に取り入れる「カレー」と日本の味わい深い関係をヒモときます。
■「世界の伝統料理ランキング」で「日本のカレー」が1位に! 発祥の地・インドとの違いは
カレーは国民食で、大好きな人も多いと思います。カレーと言えばインドというイメージがあると思います。しかし、世界中のグルメ情報を掲載するWebサイト「Taste Atlas」が公開した「世界の伝統料理ランキング」を見ると、日本の「豚骨ラーメン」が21位、中国の「ショウロンポウ」が12位、イタリアの「マルゲリータ ピザ」が11位ときて、上位10位の中に2つカレーがありました。6位が「パネーンカレー」というタイのカレーで、1位がなんと「日本のカレー」です。カレーの発祥の地・インドは、28位に「シャヒパニール」というカレーがランクインしています。 そもそも、インドのカレーというのは、日本のものより“さらさら”したものが多いです。日本は小麦粉の入ったルーでとろみをつけるのが一般的ですが、インドはルーを使わずスパイスを入れて煮込みます。そこからなぜ、日本のようなとろみのあるカレーが生まれたのか、歴史をヒモときます。