山車の上から背負い投げ!男たちが傷だらけになってまで守り抜くものとは?愛知県半田市に春を告げる「乙川祭礼」
祭り最大の見せ場!痛々しい傷痕の正体が明らかに
「乙川祭礼」最大の見せ場は、4輌の山車による境内までのおよそ100mの坂上げです。 (殿海道山 車掌・広瀬圭さん) 「(山車の)楫棒の先端を最後まで守り切る。それが最後の『坂上げ』。(Q守ることが大事?)大事です。最後に担いでいたやつが一番」 乙川祭礼の坂上げは、男たちによる楫棒の激しい奪い合い。山車ごとに選ばれた"一番楫(かじ)"が持つ楫棒を、他の山車の若衆たちが奪い合います。一方で"一番楫"は、後方の楫棒を最後まで守り抜くことが、何にも代えがたい栄誉とされます。 楫棒を狙う男たちが続々と詰め寄る中、100メートルの攻防戦がスタート。どんなに体が痛くとも、絶対に楫棒から離れまいとしがみつく若衆たち。背中の傷をものともせず、激しすぎる争奪戦を乗り越えた末、楫棒を守り抜くことに成功しました。 (殿海道山 車掌・広瀬圭さん) 「山車を安全に運行すること、若い衆にいかに楽しんでもらえるか。次の世代につなげることができた。満足です」 「乙川祭礼」別名"けんか祭り"は、男たちの熱い戦いと共に幕を閉じました。 CBCテレビ「チャント!」4月3日放送より
CBCテレビ