【厚生年金】「月額20万円」を受け取れる人は日本に何パーセント?男性の割合は21.7%、女性は1.2%と顕著な差が
セカンドライフに向けた資産形成のポイント3つ
ここまで、厚生年金の平均受給額について確認してきました。長いセカンドライフで、年金だけを頼りに生活するのは難しいといえるでしょう。 ここからは、セカンドライフに向けた資産形成のポイントを3つお伝えします。 ●新NISAなどを活用した資産形成 資産を増やすうえで、2024年にスタートした新NISAなどを活用して資産形成すると、効率的に資産を増やすことができます。 また、ファンドを選ぶ際の基準として「今後成長が期待できそうな分野か」というところに注目して投資してみるとよいでしょう。 たとえば新興国や先進国を含んだ世界資産に投資し、仮に年率6%で運用できた場合、12年後には資産が2倍になります。 投資信託には元本割れのリスクが伴いますが、長期間の運用や分散投資でリスクを低減させることができます。効率的に資産を増やしたいという方は、NISA制度の活用を検討してみましょう。 ●「つみたて投資」でリスク分散 次に重要なのが、「長期間・積立方式・分散投資」のキーワードです。 もし新NISAでの資産運用をスタートする場合、一括で大きな金額を投資すると、価格が下落した場合に損失が予想以上に出てしまうこともあります。 その反面、つみたて投資にすると「価格が高い時には少なく、価格が低い時には多く」購入することができます。 こういった手法を「ドルコスト平均法」といいますが、ドルコスト平均法は平均購入単価が安定し、価格変動の影響を受けにくくなるという利点があります。 投資信託などの資産運用を初めて利用するという方は、つみたて投資から始めてみるとよいでしょう。 ●想定外の出費に備える 老後に備えるための資産形成にはさまざまな方法がありますが、一方で万が一の事態が起きたときに備えておくお金も分けておかなければなりません。 たとえば予期せぬ怪我や病気、自然災害などの出来事は、いつ起こるか分かりません。また、家族の介護や住宅のリフォームなどで急にまとまったお金が必要になることも。 働けなくなったときの収入減や病気などのリスクに備えるため、最低限の保障を保険商品で確保しておくと安心です。