「父の姿を見ていて、与党の方がいいと…」 元ミス日本で松野頼久氏の娘・未佳氏が自民党を選んだ理由
履歴書や作文の提出もなく4日で名簿登載が決定
上杉氏のように本来登載されるはずだった人が大量に抜け、空白が生じた比例名簿。空いた枠を埋める作業に奔走することになったのが、小泉選対委員長だ。 「小泉さんは、今はテレビでコメンテーターとして活躍している金子恵美元議員にも“助けてくれ”と連絡して出馬を促したそうです。金子さんはそんな状況ではない、と断ったようですが」(政治部記者) 急きょ比例名簿に名前が登載されることになった産婦人科医の三輪綾子さんは、 「私は元々、女性のヘルスケアの関係で三原じゅん子さんや野田聖子さんとお付き合いがありました。ニュースで“不記載議員の比例重複認めず”というのを見て、これはと思って三原さんに電話をしたところ、“それはもうぜひ”と言ってもらえたのです。10月7日のことでした」 それからわずか4日で名簿登載が決まったという。 「11日に小泉進次郎さんの事務所スタッフから連絡があり、“北海道ブロックでの登載が決まりました”とのことでした。私は生まれも育ちも東京なのですが、札幌医科大学を出ているので北海道ブロックになったのではないでしょうか。履歴書や作文などの提出も特にはなかったですね」
野党時代が長かった父と違い……
松野頼久元代議士の次女で元ミス日本の松野未佳さんは、比例東京ブロックからの出馬が決まっている。 松野さんご本人によると、 「連絡があったのは本当に直前で、10月9日のことでした。自民党の女性未来塾候補者育成コースに通っていたので、候補者データベースにはあったのかな。連絡は女性局からで“比例名簿に登載していいですか”と聞かれたので“お願いします”と答えました」 2021年の衆院選でも比例東京ブロックから出馬し、落選している松野さん。野党時代が長かった父親と違い、与党・自民党からの出馬を選ぶ理由を聞いてみると、 「父の姿を見ていて、何か物事を変えるためには、野党だと、与党よりも苦労が大きくなると思いました。それで、実現したい社会を目指すなら自民党だ、と」