ブラジルの3P成功率は驚異の「61%」 3戦全敗で大会を去る日本、渡邊雄太は「この3試合を誇りに思う」【パリ五輪】
バスケットボール男子日本代表は現地時間8月2日、ブラジルとの五輪1次リーグ最終戦に臨み、84-102で敗れた。日本はこれで1次リーグ3試合全てで敗れ、目標とするベスト8の夢はかなわなかった。 【画像】ビジュ爆発!日本バスケを全力応援する広瀬すずのレアショット 大黒柱・八村塁のチーム離脱(左ふくらはぎの負傷による)が決まり、改めてチーム一丸が求められた中での大一番。日本は序盤に河村勇輝、ジョシュ・ホーキンソンが得点を重ねてリードを奪うも、徐々に相手のシュート決定力に屈し、前半を11点ビハインドで折り返す。 やや厳しい状況で後半に入るも、日本は決して諦めない。第3クオーター開始直後にホーキンソンが連続で3ポイントを決め、終盤には河村も連続3ポイントに成功。73-77と僅差に持ち込み、運命の最終第4クオーターに進む。 第4クオーター開始直後、再びホーキンソンが3ポイントを沈め、ついに1点差。この後も点の取り合いが続き、馬場雄大が3ポイントを決めるなど、3点差以内のスコアで推移する。ただ、第1クオーターと同じように、終盤に進むにつれてブラジルの決定力の高さが発揮され、終わってみれば「100点ゲーム」を許す形となった。 個人スタッツを見ると、日本はホーキンソンが26得点10リバウンドの「ダブルダブル」を達成。河村も21得点10アシストをマークした。ブラジルはブルーノ・カボクロが両軍最多の33得点を記録。チーム通算の3ポイント成功率が61%(日本は39%)と非常に高い確率を誇り、これが勝負を分けたと言っていいだろう。 試合後、『フジテレビ』のフラッシュインタビューに応じた渡邊雄太は「まずは素晴らしいプレーをしたブラジルを称えたいと思います」と切り出し、続けて「スカウティングもしっかりやったし、ディフェンスもしっかりやった」とした上で、「ブラジルが自分たちを上回ってきた」と率直な印象を語った。そして、大会を通しては「最後までしっかり足を動かせたと思うので、この3試合を誇りに思います」と結んだ。 1976年モントリオール大会以来、48年ぶりの自力出場は3戦全敗に終わった日本。それでも開催国・フランスをギリギリまで追い込むなど、見せ場はたくさんあった。まずはゆっくり休んで、次回のロサンゼルス大会での勇姿を楽しみにしたい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]