特殊詐欺被害の防止に向け 徳島県警と地銀2行が連携協定【徳島】
JRT四国放送
全国的にSNS型投資など特殊詐欺が急増する中、徳島県警と阿波銀行、それに徳島大正銀行が11日、詐欺被害防止に向けた連携協定を結びました。 県警本部で締結式がおこなわれ、県警の本部長とそれぞれの銀行の頭取が協定書にサインしました。 これにより、警察と銀行は情報を共有して、特殊詐欺被害のおそれが強い取引や、不正な口座開設など犯罪収益関連と分かった場合、両者で情報が共有されます。 また、詐欺被害の未然防止や被害金が犯罪組織に悪用されることを防ぐため、銀行は警察からの依頼で口座の利用停止に努めます。 (県警 堺 瑞崇本部長) 「情報交換をより一層密にして県民のみなさんの特殊詐欺被害等の防止、被害拡大の阻止にしっかり対応してまいりたい」 県警によりますと、2024年、県内では11月末までに確認された特殊詐欺とSNS型の投資詐欺・ロマンス詐欺の被害金額は、約8億5264万円で、去年の同じ時期と比べ、4000万円あまり増加しています。 県警が特殊詐欺対策で銀行と協定を結ぶのは、これが初めてです。