「たばこ税も払ってるのでコソコソすることはない」と持論を展開する喫煙者も 『喫煙所あるのに禁止区域で喫煙』が常態化...たばこの“ポイ捨てだらけ”の公園
マナー違反を撲滅するべく市が対策に乗り出したが…
喫煙者のマナー問題について公園を管理する京都市はどう考えているのでしょうか。 (京都くらし安全推進課 奥井慶司課長)「公園内で喫煙する方が喫煙所以外でたばこを吸っている方が多いということもありまして、喫煙者の方がルールとマナーを守って喫煙所の中で吸っていただくことがいろんな対策につながると思っております」
対策を求める市民の声を受け、京都市はある“秘策”を用意したといいます。それが「路上喫煙禁止」と書かれた路面シート。喫煙所の外に貼ることで啓発につなげる狙いです。この秘策でマナー違反撲滅へ。市が動き始めます。
(京都くらし安全推進課 奥井慶司課長)「こちら車止めと(反対側にも)合計4か所に看板を設置するとともに、啓発シートを公園内4か所に貼らせていただいております。目に触れるような形で案内表示をすることで、喫煙所の中で吸っていただくことが分煙にもなると思いますので、そういった取り組みを続けていけたらと思っております」 路面シートは身勝手な喫煙者たちの心に響くのか。様子を見てみると…。 (記者)「『喫煙所を除く公園内は禁煙』と書かれた看板が設置されましたが、気にする様子もなくたばこを吸っている人の姿が見られます」 設置から約30分後には、これまでとまったく同じ状況が広がっていました。 (喫煙者)「(Q喫煙禁止のシールがあるが?)結局向こう(喫煙所の中)が多かったらこっちに流れてくるので。狭いっすね正直。ここから向こう半分を全部喫煙所ぐらいにしないと、ここ結構人来るので」 (喫煙者)「多分見てると思うんですけど、そないに意識して見ていないので」 残念ながら「路面シート」には気づいているものの、効果は十分とはいえない結果でした。
「喫煙所も灰皿もあるからマナーを守って」
清掃ボランティアをする篠部さん。再び清掃に来ていました。3人がかりで吸い殻を拾い続けること30分、公園はようやく元の姿に戻りました。 (篠部大五郎さん)「別に落ちてなくていいものですからね。その部分はみなさんマナーを守っていただいて、喫煙所もあるわけですし、灰皿もあるわけですから。ひとりひとりのマナーを高めていってほしいですね」 誰もが使えるみんなのオアシスにするためにも、喫煙者ひとりひとりの最低限のマナーが問われます。 (2024年2月26日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『憤マン!』より)