【プレビュー】シント=トロイデンは開幕連敗を止められるか。定位置確保の谷口に期待 | ベルギーリーグ
2024-25シーズンのベルギーリーグ第4節が日本時間8月17日から8月19日にかけて開催される。 ■ユニオンSG vs シャルルロワ 2シーズン連続で優勝争いを繰り広げたユニオンSGだが、開幕序盤戦は出遅れている。3試合を終えて1勝1分け1敗。チャンピオンズリーグ本大会出場を目指した予選3回戦でもスラヴィア・プラハに完敗を喫し、ヨーロッパリーグへと回ることが決定している。 今夏のステップアップが予想された町田浩樹だが、ここまでは公式戦全試合にフル出場。チームにとって欠かすことのできない中心選手となっているが、結果の出ていない現状を歯がゆく感じていることだろう。クリーンシートは開幕節の1試合のみとなっており、シャルルロワ戦ではまずは守備面で勝ち点獲得に貢献したいところだ。 ■シント=トロイデン vs デンゼル 開幕3連敗と厳しいスタートとなったのがシント=トロイデン。前節のアントワープ戦では、パリ五輪に出場していた藤田譲瑠チマ、山本理仁がスタメンに戻ってきたが、1-6と大敗を喫している。今夏に加入した谷口彰悟もスタメンに定着するが、苦しい時間が続いている。それでも、谷口は「僕が来て成績を上げたい、できる限り上の順位に行って、プレーオフだったり、そういったところに進出できるために戦うつもりです」と話しており、あくまでも上を見据える。 第4節で戦うのは昇格組のデンゼル。ここまで2勝1分けと好スタートを切っており、シント=トロイデンにとって苦しい戦いを強いられる可能性は十分にありそうだ。また、パリ五輪で活躍したGK小久保玲央ブライアンにチャンスが訪れるか注目したい。 ■クルブ・ブルッヘ vs アントワープ 名門クルブ・ブルッヘは開幕3試合で1分け2敗のスタートに。フォルトゥナ・デュッセルドルフから加入したクリストス・ツォリスやユニオンSGから加入したグスタフ・ニルソンにまだリーグ戦での得点がなく、新戦力のフィットにはまだ時間がかかっている様子。加えて中心選手であったアントニオ・ヌサがライプツィヒへの移籍が決定し、戦力ダウンは否めない。 対するアントワープは2勝1敗の序盤戦。第2節でアンデルレヒトに1-2と敗れたが、前節はシント=トロイデンに6-1と大勝。21歳のウイング、ヤコブ・オンドレイカがハットトリックの活躍を見せるなどブレイクの兆しを見せる。トビー・アルデルヴァイレルトやフィンチェント・ヤンセンといったベテランも健在で、強豪対決に注目が集まる。