トヨタガズーレーシング、フロントロー独占 小林可夢偉「タイヤマネジメントがうまく機能すればいいレースに」決勝に向け気合
◇WEC 第8(最終)戦 世界耐久選手権(WEC)第8(最終)戦は1日、バーレーンサーキットで予選を行い、トヨタガズーレーシング(TGR)が第5戦以来となる今季2度目のフロントロー独占を果たした。ポールポジションは8号車のブレンドン・ハートレーで、僅差の2番手に7号車を担当したニック・デフリースが続いた。 今季初ポールのハートレーは「予選を任せてくれたチームメート、素晴らしいクルマに仕上げてくれたチームに感謝。(決勝でも)TGRのチャンピオン獲得のために最後までプッシュする」と気合十分。計時予選ではタイヤをうまく温められず4番手に沈むも、その反省を生かしたハイパーポールで最速を奪った。 チーム代表を兼務する小林可夢偉は「決勝でキーとなるのはタイヤマネジメント。練習で『あーでもない』『こーでもない』とやってきた。それがうまく機能すればいいレースができる」。8時間の長丁場。タイヤをいかに使い切るかが勝敗を分けるポイントになる-と心に刻んだ。 ポールで1ポイントを加えたマニュファクチャラーズタイトルは、首位のポルシェと9ポイント差に迫った。可夢偉は「どちらかのクルマがトップで帰ってきてほしい。勝てば決まるので自力で取りたい」。何としても無冠では終わらない決意だ。
中日スポーツ