flumpool山村隆太、SPドラマ『最寄りのユートピア』に本人役で出演! 主演・神尾楓珠とセッションも
■脚本・片岡 陸 ──ヤングシナリオ大賞での受賞から今回の脚本制作に至るまでの感想。 ひとえに縁と巡り合わせに尽きると感じています。昨年の受賞から本作の制作に至るまで、あらゆる場面を思い返してみても、少なくとも今の時点では運よく拾い上げてもらったとしか言いようがありません。 ──今も外資系IT企業にお勤めということですが、脚本執筆との棲み分けはどのようにされていますか? また、企業に務められている経験が脚本を書く上で生かされている点があれば教えてください。 生活は地続きであり、全て繋がっていると思っているので、明確な棲(す)み分けは特にありません。後者の質問について、企業勤めに特有の感覚とは全く思っていませんが、日々働く中で将来に対するぼんやりとした不安のような気持ちは絶えず感じられているので、強いて言えばそうした情緒かなと思います。 ──本作を執筆していた際の思い、一番の見どころについて。 良いことばかりじゃないけど、悪いことばかりでもない。そんな想(おも)いは執筆中に通底してあったと記憶しています。公園での2人のシーンは物語の中心になるので、ぜひ注目してください。 ──本作における視聴者の方へのメッセージ。 どんなに劇的なことが起ころうが、明日になれば、大抵はいつも通りの生活が続いていく。四六時中幸せでいる必要なんてないのだから、退屈も不安も全てひっくるめて今の自分を肯定できるような一瞬があれば、きっとそれで十分なんだと思います。 ──今後執筆したいテーマについて。 退廃的な若者たちの群像劇を書いてみたいです。