flumpool山村隆太、SPドラマ『最寄りのユートピア』に本人役で出演! 主演・神尾楓珠とセッションも
<コメント全文>
■山村隆太(flumpool) ──今作の出演オファーを受けた際の心境について。 めちゃめちゃうれしいです! すごく光栄でした。flumpoolはデビュー15周年を迎えたのですが、やっぱり15年もやっていると、自分たちが生きてきた証のようなものが何だろうなと問い直す、振り返るタイミングが多かったんです。ドラマでも隆司がflumpoolの歌を大切にしてくれているということで、15年諦めずにやってきてよかったなと思いました。ご褒美をもらったような気持ちになりました! ──今作の登場人物の印象について。 僕にとって音楽は1つの居場所でした。家族や先生にも見せられない素顔や表情というものの居場所が音楽だった。まさに隆司と夕莉2人を見ていると、社会を生き抜く唯一の居場所として求めたのがこうした音楽という場所だったのかなと。音楽に救いを求めるし、力を求めるし、そういう特別な居場所なんですよね。そこが2人と、僕との共通点かなと感じました。 ──隆司とflumpoolの共通点は特に多いそうですね。 隆司は自分たちの昔そのままだなと思いました。もはや、flumpoolのドラムが“せいじ”なので、ミックスして“たかし”じゃなくて“りゅうじ”の呼び名が良かったくらい(笑)。実は、僕たちも夢を諦めかけたことが何度もあったんです。解散ライブを考えたこともありました。でも、そこで夕莉のような自分たちを救ってくれる人、支えようとしてくれる人が現れて、今につながっている。そういう意味では本当に昔の自分を見ているような気分になりました。同級生がもう働いていたり、自分の夢を見つけてそこに向かって走っていたりする中、僕はまさに隆司のように大学を卒業してもまだ路上ライブを続けていたんです。そこにスーツを着た同級生がやってきて、“まだやっているの!?”と軽い気持ちで言われた時、自分はちょっとうつむいてしまい、そんな自分を悔しく思ったことがありました。だから、自分に自信を持てない、自分のことが好きになれない隆司の気持ちももちろんわかります。ただ、自分を見失わないでほしい。今こうやってたくさんの人に支えられている身としては、隆司の背中を押したくなるような気持ちにもなります。 ──演出の並木監督とは再びのタッグとなります。 すごく懐かしいなと思いました。ドラマ『突然ですが、明日結婚します』出演以降も連絡はしていたのですが、こうやって現場でまた並木さんと一緒に表現できるというのはものすごく僕にとっては心強い限りです。『突然ですが、明日結婚します』をやっていた時は初めての演技で不安もあるなかで、並木さんに導いてもらっていたんです。flumpoolの活動休止など僕自身色々なものの経験を経て、また作品を一緒にできるということで、この縁に感謝しています。このドラマのように1つ1つの縁が重なって形になっていけばいいなと思っています。 ──初共演の神尾楓珠さんの印象について。 まずは、かっこいいなと思いました! そして、神尾さんのたたずまいとか一言を聞いていて、ものすごく芯のある方だなと思ったんです。おだやかなように見えて自分をもっているように感じた。隆司は本当に自信がなくて、1つ1つ出会う縁のなかで自信を積み重ねていくという役柄だと思うので、神尾さんがどう成長をみせてくれるのかというのはすごく楽しみになりました。後は歌がうまいです。僕もご一緒するシーンで神尾さんが歌ったとき、聞き惚(ほ)れてしまって。演技を忘れてしまい、テイクが予定より多くなってしまいました(笑)。神尾さんの歌が素晴らしくてたくさん聞きたくなってNGをいっぱい出してしまいました(笑)。 ──本作における視聴者の方へのメッセージ。 この作品は、夢を見ることや自分らしさを貫くことがテーマかと思っています。もう15年flumpoolをやってきている中で感じるのは、夢をスタートさせることよりも夢を持ち続ける方がとても難しいということ。友達関係、家族関係、仕事も恋愛も、どこか“変わらないといけない”のかなと思ってしまうところはあるかと思うんです。でもこのドラマは“変わらないことの大切さ”を教えてくれると思うし、支えてくれる人たちの大切さまで教えてくれるなと。僕も15年やって変わらなきゃいけないのかなと思うこともありますが、でも変わらずに自分たちの初心や時間が経っても変わらないものを大切にしたいなと思いました」