ロンドンダービーは痛み分け、イプスウィッチは22年ぶりプレミア勝利
【AFP=時事】24-25イングランド・プレミアリーグは10日、第11節の試合が行われ、チェルシー対アーセナルのダービーは1-1の引き分けに終わった。 【写真】22年ぶりのプレミア勝利を喜ぶイプスウィッチの選手 マンチェスター・ユナイテッドは3-0でレスター・シティを下し、ルート・ファン・ニステルローイ暫定監督の下での最後の試合を勝利で締めくくった。イプスウィッチ・タウンはトッテナム・ホットスパーから2-1の金星を挙げて22年ぶりのプレミア勝利を飾り、ノッティンガム・フォレストは1-3でニューカッスルに敗れてトップ4から陥落した。 主将のマルティン・ウーデゴールが2か月ぶりに先発に復帰したアーセナルは、60分にウーデゴールのアシストからガブリエウ・マルティネッリのニアサイドへのシュートで先制したが、チェルシーもその後、今季ウォルバーハンプトン・ワンダラーズから加入したペドロ・ネトが移籍後リーグ初ゴールとなるミドルシュートを決めて追いついた。 アーセナルはこれでリーグ4戦未勝利。3位チェルシーと得失点の差で4位につけているが、2004年以来のリーグ優勝を目指す中で、首位リバプールとは勝ち点9差に開いている。 ユナイテッドは、この後の代表戦による中断期間後、ルベン・アモリム新監督が指揮を執ることになっているが、ファン・ニステルローイ暫定監督はエリック・テン・ハーフ氏の解任後、公式戦4試合無敗の状態でチームを引き渡すことに成功した。 加入後250試合目の出場となったブルーノ・ミゲル・フェルナンデスが、アマドゥ・ディアロとの巧みなパス交換から4戦4ゴール目となる先制点を決めると、さらに味方のクロスに飛び込んだフェルナンデスのシュートが相手DFに当たってオウンゴール。最後はヨーロッパリーグの試合で2ゴールを決めたディアロに先発の座を譲ったアレハンドロ・ガルナチョが、ベンチスタートから見事なゴールを決めた。 チームは13位にとどまっているが、上位が混戦になる中でトップ4までは勝ち点4差に迫っている。 イプスウィッチは31分にサミー・シュモディクスのオーバーヘッドキックで先制すると、リアム・デラップが追加点を挙げ、相手の反撃をロドリゴ・ベンタンクールのヘディングによる1点に抑え込んだ。 20年以上ぶりとなるプレミアリーグでの白星を挙げたイプスウィッチは、2週間後に待つアモリム監督初陣のユナイテッド戦に向けて弾みをつけた。対するトッテナムはこれでリーグ5敗目となった。 3連勝でリバプールとマンチェスター・シティに次ぐ3位につけていたノッティンガム・フォレストは、FKからムリーロがヘディングシュートを決めて先制し、快進撃を続けるかに見えたが、その後にニューカッスルのアレクサンデル・イサクとジョエリントン、ハーヴェイ・バーンズにゴールを許して敗戦。5位に転落し、対するニューカッスルは8位に浮上した。【翻訳編集】 AFPBB News