【今年後半には詳細公開】 キャデラック「オプティック」発表 「リリック」に次ぐ更なるEV
デトロイト発
キャデラックは新型2025年EVモデル「キャデラック・オプティック」を発表した。 「オプティック」は、競争力のある価格設定のラグジュアリーSUVとしてキャデラックのブランドプロミスに基づきながら、EVポートフォリオを完結させ「リリック」/「エスカレードIQ」/「セレスティック」、そして来年発表予定の「ヴィスティック」を含む、拡大するキャデラックのEVラインナップに加わる。 【写真】キャデラック・オプティックと最新キャデラックを写真で (56枚) 先行する「リリック」の勢いそのままに「オプティック」はその目的と独自性をさらに際立たせるために、セグメントをリードするいくつかの機能を搭載してリリースされると述べた。 ■グローバル・キャデラックのバイスプレジデント ジョン・ロス 「キャデラックは、常にアメリカン・ラグジュアリーを定義してきましたが『オプティック』は、キャデラックの大胆な革新的精神が、EVの未来へと前進していることを示す一例です。 過去5年間で、キャデラックは世界で約100万人の新規顧客をファミリーに迎え入れ、北米における若年層の購入比率は5%上昇しました。 今後10年以内に全車電動化のポートフォリオを提供することを目指す私たちにとって『オプティック』は、ラグジュリーEVを求めるお客様をキャデラックに惹きつける重要なゲートウェイとなるでしょう」とコメントしている。 「オプティック」は、今週初公開されたヨーロッパを含む10以上の地域で販売され、グローバルに展開する予定だという。 ■GMヨーロッパ・プレジデント兼マネージング・ディレクター ジャクリン・マクエイド 「キャデラックの欧州における電気自動車参入の一環として『オプティック』のデビューをパリで迎えられることを大変うれしく思っています。今年後半には、『オプティック』の仕様を発表し、販売を開始できることを楽しみにしています」と付け加えている。
スリリングかつ俊敏なパフォーマンス
「オプティック」は、スポーツ感覚あふれる楽しいドライビング・エクスペリエンスに貢献するデュアルモーター全輪駆動を標準装備。「リリック」より6インチ短いホイールベースが、より俊敏なアーキテクチャーを実現すると語る。 ■チーフ・エンジニア ジョン・コックバーン 「ほぼ瞬時に発生するトルクで『オプティック』はユニークでスピリットあふれるドライビング・エクスペリエンスを提供します。『アルティウム』ドライブ・システムがより小さなパッケージに十分なパワーを詰め込むことを可能にし、スリリングなパフォーマンスを実現して、正確で安定した感覚を提供します」と語っている。 「オプティック」の卓越した空力性能は、483kmの航続距離を可能にしている。革新的な『アルティウム』プラットフォームと『アルティウム』ドライブ・ユニット、そして低燃費タイヤ(LRR)の採用も、このモデルの優れた航続距離に重要な役割を果たしているという。 ベント付きリアスポイラー、ディフューザー、その他の造形要素など、いくつかの革新的なソリューションにより、印象的なSUVの車両デザインを損なうことなく、車両後方での空力性能の向上を実現したと発表した。 ・「オプティック」に搭載された85kWhのバッテリーパックと標準装備のデュアルモーター全輪駆動推進システムが、最高出力300 psと最大瞬間トルク48.94kg-mを発揮 ・フル充電時の航続距離は、483kmを実現。DC急速充電では約10分間で127kmの航続距離を追加 ・「リジェン・オン・デマンド」を採用。ドライバーがステアリングに装着された専用の感圧パドルで「オプティック」を減速または停止させることができる、ドライバー制御のブレーキ機能を搭載。 ・「ワンペダルドライビング」では、あらゆる運転条件下で、アクセルペダルのみで車両を減速および停止させることが可能。またこのシステムは「オプティック」の前進運動エネルギーを電気に変換して、必要時に使用できるようバッテリーパックに蓄積。 ・デュアルレベル・チャージコードは、家電用の4極コンセント(専門家による取り付けが必要)または標準的な3極コンセントに接続可能。 ・「オプティック」は、複数のドライブモードへの切り替えをドライバーに提供:日常的な運転に使用する「ツアー」、ドライビングの強化とステアリング操作の向上を図る「スポーツ」、ホイールのスピンを防止する「スノー/アイス」、ブレーキ操作の応答性やステアリングフィールの向上などドライビング・エクスペリエンスをパーソナライズする「マイモード」