メンバー発表間近! 今こそ日本代表に呼ぶべき選手(5)冨安健洋不在ならあるか? 10代とは思えぬ和製ファン・ダイク
ワールドカップ・アジア最終予選、中国代表戦(9月5日)とバーレーン代表戦(同10日)に臨む日本代表メンバーが今月29日に発表される。招集メンバーは森保ジャパンの常連組が中心になるだろうが、“非常連組”でも確かな実力を持つ選手たちも多く存在する。今回は、今こそ日本代表に呼ぶべき選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
DF:高井幸大(たかい・こうた) 生年月日:2004年9月4日 所属クラブ:川崎フロンターレ 2024リーグ戦成績:16試合2得点1アシスト パリ五輪(パリオリンピック)でU-23日本代表の最終ラインを任された高井幸大も、日本代表入りの資格が十分にある選手と言えるだろう。 高井のプレーぶりからは、19歳という若さが全く感じられない。良い意味で“図太さ”があり、相手のプレッシャーを受けても冷静に対処することができる点は大きな魅力だ。また、所属する川崎フロンターレの自己紹介欄でも述べているように、高井が好きな選手はフィルジル・ファン・ダイク。対人プレーの強さやビルドアップの技術の高さといった高井の特長は、世界最高峰のセンターバック(CB)と通じるものがある。 今回のワールドカップ・アジア最終予選では、日本代表の主力CBである冨安健洋の招集が極めて難しい状況にある。ひざの負傷によって今夏のプレシーズンを棒に振ると、プレミアリーグ開幕戦でもベンチ外。イギリスメディア『スポーツモール』は今月21日、冨安の負傷状況について「現在回復中だが、9月中旬までは復帰できない見込みだ」とリポートしており、まずはアーセナルでの実践復帰が優先されることになりそうだ。 アジア最終予選のメンバーに高井が選ばれる可能性は決して高いとは言えない。ただ、10代の“和製ファン・ダイク”が冨安不在の穴をカバーするというストーリーにロマンを感じるファンは少なくないだろう。
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