日本でも活躍した”ドイツのレジェンド”ポドルスキが涙の引退試合 「最後の愛の宣言だ」
盟友たちがケルンに集結
ドイツ代表やアーセナルで活躍し、日本のヴィッセル神戸でもプレイしたルーカス・ポドルスキは引退を発表した。直近ではポーランドのグールニク・ザブジェでプレイしていたが、ユース時代から所属していたケルンに戻って引退試合を行った。 5万人のファンが「ポルディーズ11」対ケルンOBチームの引退試合に駆けつけて、ポドルスキの最後の雄姿を見守った。ケルン相手に5-3で勝利を収めた後、ポドルスキは観客からスタンディングオベーションを受け、涙を流しながら引退を発表している。 「ピッチの上での関係はもう終わったけれど、ピッチの外では、このスタンドでもアウェイでも、また必ず会えるよ」 「一度ケルンのファンになれば、いつでもケルンのファンだ。これほど多くのファンが、僕と一緒にこの特別な夜を楽しみたいと言ってくれて、本当に感動している。満員の観客の前で、もう一度このチームのエムブレムを胸につけることができて光栄だ」 「この特別な街、素晴らしいファンを持つクラブ、長年のチームメイト、そして僕の道を一緒に歩んでくれた人たちへの最後の愛の宣言だ」 「ポルディーズ11」にはマッツ・フンメルス、マヌエル・ノイアー、ペア・メルテザッカーらに加えて、グールニク・ザブジェでチームメイトの古川陽介といった共にクラブや代表で戦ってきた盟友たちが参加しており、槙野智章氏はケルンサイドで出場した。 ポドルスキはドイツ代表として2014年ワールドカップ優勝に貢献し、代表通算130試合出場49得点を記録しているが、その傍らで投資事業にも成功しており、純資産は1億7,750万ポンドとなったようだ。引退後も自身が所有するケバブ店をはじめとする飲食店事業の拡大に着手するだろうと見られており、今後はサッカーを離れ、ビジネスの世界で彼を見かける機会が多くなりそうだ。