プロが選ぶ! 種苗会社おすすめの珍しくておいしい野菜
埼玉県にある種苗会社・トキタ種苗株式会社 開発普及室の鈴木美貴さんが、上柳昌彦アナウンサーがパーソナリティを務める、ラジオ番組「上柳昌彦 あさぼらけ」内コーナー『食は生きる力 今朝も元気にいただきます』(ニッポン放送 毎週月・金曜 朝5時25分頃)にゲスト出演。種苗会社の仕事内容や、おすすめの珍しい野菜とその食べ方を紹介した。
種苗会社の開発普及室とは
上柳:トキタ種苗株式会社さんは、創業したのが大正6年だそうですね。事業内容は、野菜とか花の種とか苗の品種開発。そして、それを生産して販売して、輸出もして、農園の色々な資材も開発。なんと、関連会社が中国、インド、イタリア、アメリカ、チリにあるということには驚きました。 鈴木:そうですね、海外にも関連会社があるんです。 上柳:主な販売先は全国の農協さんとか、種苗会社、ホームセンター、さらに通販も結構されているんですよね。鈴木さんは普段はどういうお仕事をされているんですか? 鈴木:はい、私は開発普及室という部署で、農家さんを回り、世の中のニーズを捉えながら、農家さんが作った野菜の出荷先の支援をしております。トキタ種苗はヨーロッパ野菜など、日本では珍しい品種を多く扱っているため、お求めいただいた農家さんのフォローなどが重要です。 上柳:なるほど。 鈴木:たとえば、珍しいヨーロッパ野菜だと生産者さんがどうやって作るのかわからないこともあるので、実際に農家さんを回って野菜の栽培指導を行ったり、何十人かの生産者さんの前で講習会を行ったり、あとはマルシェなどのイベントに出て、一般消費者の方に『この野菜はこうやって食べるんですよ』『こうやって使ってくださいね』とお伝えしたりしています。 上柳:面白いお仕事ですね。 鈴木:そうですね。本当に多岐にわたって、いろいろやることができるので面白いです。 上柳:品種改良の研究をされている方もいらっしゃると思うんですけど、それだけでなくて、生産農家の方に理解していただき、ヨーロッパ野菜をよく知らない人たちにPRしなきゃいけないですもんね。 鈴木:そうですね、消費者さんがいろいろな野菜を食べることで、農家さんの野菜ももっと売れて、その野菜の種も農家さんに使っていただけますから、弊社としても種の売り上げが上がるということになります。