「プラモの達人」が気になっている2024年発売の“これは欲しい”ミリタリープラモデル5選
1. イタリア空軍最優秀戦闘機が1/32スケールで登場!
イタレリ 「1/32 マッキMC.202フォルゴーレ(日本語対訳補足説明書付属)」(プラッツ扱い:1万7280円) ※2月発売予定 第二次大戦で活躍したイタリアの戦闘機といえばマッキ「MC.202」なんですが…「そんなんあったの?」と言われることが多いマイナー機ではあります。しかし同機は、シュナイダー・トロフィー・レースのレーサーを製作していた名門マッキ社が製造した、第二次世界大戦中のイタリアの主力戦闘機であります(フォルゴーレ=イタリア語で雷光の意味)。 前身である「MC.200サエッタ」は性能的にさえない戦闘機だったんですが、ダイムラー・ベンツから提供されたDB601エンジン(メッサーシュミットBF109に搭載)を積み、機体を大幅に改修したことで、高い運動性と速度性能を発揮。「MC.202」はトルクモーメントを打ち消すために左の翼が右翼に比べ20cmも長いという個性的なスタイルをしております。 今回初の1/32スケールということもあり、発売を大いに喜んでおります(すでに予約しちゃいました)。キットは特徴的なイタリア機の迷彩をデカールで再現できるとのこと。さらにコクピットはメーター類を立体感のある3Dデカールが付属するそうです。
2. 偉いぞエアフィックス!1/48でフェアリーガネットをキット化!
エアフィックス 「1/48 フェアリーガネット AS.1/AS.4」(並行輸入品:8900円~12000円) ※2月以降発売予定 ※正規輸入はGSIクレオス(MR.HOBBY)で発売時期、価格ともに未定 ガネットは、1950年代にフェアリー社が開発したイギリス海軍の対潜哨戒機です。ターボプロップのエンジンに二重反転プロペラ、魚雷や爆弾を胴体内部に収めるための太い胴体、何でそうなったと言わざるを得ない折りたたみ機構を持つ緩い逆ガル翼とかまぁ、ともかく特徴的な飛行機なんですね。個性的すぎる外観から『世界でもっとも醜い航空機』とも言われておりました。ちなみ愛称のガネットはカツオドリのこと。 そんな機体を今回、エアフィックスが1/48スケールで初キット化! 英国機フリークとしては「ありがとうエアフィックス!」と声を大にして叫びたい! この調子で1/48でワイバーンもぜひ! …まっそれはさておき、キットはガネットの変な…もとい特徴的なZ字状の折り畳み翼をはじめ、胴体内部の兵装など余すところなく1/48スケールで再現しています。正規輸入メーカーからの発売時期は今のところ未定ですが、達人は待ちきれずエアフィックスから直接購入しちゃいました。国内では並行輸入品が早くも入荷しているようです。