選択的夫婦別姓の導入に「高齢の親世代」も懸念 「孫の幸せ」「先祖代々の土地やお墓」「お葬式や法事」「介護」などを心配
選択的夫婦別姓の推進派は、当事者夫婦の視点で「アイデンティティーの喪失」や「日常の不便・不利益」を指摘している。だが、高齢の親世代や子供たちを含めた、国民全世代で考える必要があるのではないか。
民族や家族の歴史を継承していくためにも、先祖と子孫という日本の縦糸と、家族という横糸を断ち切ることはあってはならない。
■近藤倫子(こんどう・りんこ) 元児童家庭支援士、著述家。1975年生まれ。日本女子大学卒。Gakken、展転社にて連載、月刊WiLL執筆メンバー。ユーチューブ番組「デイリーWiLL」水曜担当。