「ポプ弁があったおかげ」ポプラが創業50周年 広島発祥のコンビニチェーン「お客が必要なものはなんでも揃える」
目黒さんは、店を継いだ後、すでにあったアメリカの24時間スーパーにヒントを得てポプラを立ち上げました。 ポプラ 目黒俊治 会長 「流川は夜の町ですから八丁堀いづみが閉めてから、ポプラが開いて。いづみが開くときには、ポプラを閉めていた。いづみの商品台帳を見てAランク(一番売れる)商品を選んで、店に並べた」 当時の営業時間は、スーパーマーケットが営業していない午後4時から午前3時まででした。目黒会長に、当時の映像を見てもらいました。 ポプラ 目黒俊治 会長 「懐かしい。レジの下が弁当売り場でした。レジの中で、ご飯炊いてました。後ろで閉めて渡して(便利がいいわけですね?)お客様第一が社是ですから」 店でご飯を炊いて盛り付ける「ポプ弁」の誕生は1983年。「おなかいっぱい、おいしいご飯を食べてもらいたい」という目黒さんの思いから、「HOT弁当」としてはじまり、40年以上続いています。 1982年7月 ポプラ 目黒俊治さん (当時 社長) 「お客のいるものはなんでも揃えるというのが私の方の考え方、いると言われれば、なんでも揃えます」 その後のポプラは、消費者の求める便利さを追いかけるように1992年からM&Aによって次々と店舗を増加。中国地方を中心に、九州・四国・関東・関西へも展開し、一時は900近くまで店舗数を増やしました。 しかし、他社との競争激化などで業績が低迷。2014年末に業界大手のローソンと資本業務提携を締結し、原材料や商品を共同で調達するとともに、「ローソン」や共同店舗「ローソン・ポプラ」へのブランド転換をしています。 さらに、こんな出店形態に。 小林康秀 アナウンサー 「RCC社内にはポプラの店舗があります。防犯カメラがあって無人になっています。私は飲物などでお世話になってます。最近のポプラは、こうしたオフィス・ホテル・病院などの施設内店舗や無人コンビニが多くなっています」 ポプラ 岡田礼信 社長 「大手さんの資本にはなかなか勝てないということがありましたので、他と組んで商品力をあげていくという、当時の決断があった」
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