チャビ、エンバペかハーランドのどちらの獲得を望むか問われて…「そんな補強ができる財政状況じゃない」|ラ・リーガ
4日のラ・リーガ第19節、バルセロナは敵地でのラス・パルマス戦に臨む。前日会見に出席したチャビ・エルナンデス監督は、1部昇格組ながらラ・リーガ10位以内に入るなど、健闘を見せているラス・パルマスに対して警戒感と称賛の気持ちを表している。 「難しいアウェー戦だね。ラス・パルマスは今季ラ・リーガのサプライズだ。(バルセロナ下部組織で指導してきた)ピミエンタは素晴らしい監督で、彼のチームは見事なフットボールを実践している。私たちが求めているようなチーム像に近い、と言ってもいいだろう。攻撃的で、三角形をつくり、ハイプレッシングを仕掛ける……私は彼らのことを称賛している」 「難しいライバルだ。アトレティコもあのスタジアムで敗戦しているからね。しかし、私たちは良い形でバケーションから戻ってきた。自分たちの力を示す機会だと思っているよ」 前節アルメリア戦(3-2)では、ハーフタイムに選手たちに対して怒鳴り声を上げたというチャビ監督。同指揮官は、そうした叱咤こそがチームに「欠けていた」と振り返っている。 「思うに、ああしたことが欠けていたんだ」 「ハーフタイムのあのメッセージはちゃんと選手たちに伝わった。後半からプレーに臨む姿勢が完全に変わったのだからね。私たちに必要だったのはああした変化で、選手たちもそう考えていた」 MFペドリは先にFWキリアン・エンバペとFWアーリング・ハーランドのどちらの獲得を望むか問われて、「ハーランドだ。彼はサイボーグだよ」と発言していた。この会見で同じ質問をされたチャビ監督は、極めて現実的な返答をしている。 「今、擁している選手たちで戦っていかなくてはならない。そうした類の選手補強について考えている場合ではないんだ。残念ながら、私たちはそうした補強ができる財政状況にはない」 「私は自分が擁する選手たちのことだけを考えているし、彼らとタイトルを勝ち取りたい」 「ガンペール杯のときに難しいシーズンになるとは言っていたはずだ。それでも私は変わらない期待を抱いているよ。私たちは良い道を歩んでいると思う」