ヤンキース・ジャッジ、初タイムリーでお目覚め!?通算541発のレジェンドが警告「気をつけろ。もう一度いう、気をつけろ」
◇29日(日本時間30日) 大リーグワールドシリーズ第4戦 ヤンキース11―4ドジャース(ニューヨーク) ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ外野手(32)が、覚醒の足掛かりとなるかもしれない一打を放った。地元のワールドシリーズ(WS)第4戦で10―4と大勢が決した8回1死二塁、外寄り低めのスライダーを捉え、左前へ。今シリーズ18打席目にして初打点を挙げた。大勝したヤンキースはシリーズを1勝3敗とした。 通算541本塁打で殿堂入りしたデビッド・オルティス解説者は、全米中継局FOXのポストゲームショーでドジャースに警告を発した。 「野球はときに理解しがたいミステリーに動かされるスポーツだ。ここで言っておこう。最後の打席でヒットを打ったジャッジだ。『Look out(気を付けろ)』。もう一度言う、気を付けろ。たった1打席で自信を取り戻せることがあるのが野球だ」 ジョー・デービス実況は、ジャッジの快音直前の打席で「『Sleeping giant(眠れる巨人)』はこの球場で幾度となく重責をはね返してきました。そして、メジャー9年目にして初めてWSの舞台にたどり着いたのです」 ジョン・スモルツ解説者も「ドジャースの投手陣は苦しんでいるジャッジに対してここまでは素晴らしい投球をしてきたが、どこかの時点で投手の誰かがミスをする。そしてジャッジが打てば、この球場はロックコンサートになる」とコメント。待望のタイムリー安打が飛び出した後は「目覚めが近づいている。今回の結果はヒットだが、遅かれ早かれ結果はホームランになる」と予想した。 メジャー通算315本塁打、今季も大谷翔平の54発を上回るメジャー最多の58本塁打をマークしたが、今シリーズはこの日の左前安打の直前までノーアーチの打率・071(14打数1安打)、7三振、2四球だった。 (写真はAP)
中日スポーツ