2023年はアロンソにとって最高のシーズン!「大事なのは、喜びのエネルギーを来季にも残すこと」
アストンマーチンのフェルナンド・アロンソは、2023年シーズンをドライバーズランキング4位で終えた。この1年についてアロンソは、レッドブルのセバスチャン・ベッテルに3ポイント差で敗れランキング2位となった2012年と並び、キャリアで最高の1年だったと振り返る。 【動画】F1ドライバーが”軽トラ”で無理難題に挑む! フェルスタッペン&ペレス組 VS 角田裕毅&ローソン組の仁義なき戦い アロンソは2023年シーズン、8回の表彰台を獲得し、合計206ポイントとなった。このポイントはフェラーリのシャルル・ルクレールと同点だったが、2位の回数の差がアロンソの方が多く、アロンソの方がランキング上位に位置されることになった。また、マクラーレンのランド・ノリスに対しては、獲得ポイントで1点上回った。 この1年の闘いぶりに、当のアロンソは大いに満足しているようだ。その満足度は、ランキング2位に終わった2012年に匹敵するという。 「個人的なパフォーマンスには、大いに満足している。2012年と合わせ、今年は自分のドライビングについては最高のシーズンだったと思う。全てに満足できた。モチベーション、体調、そして時には困難な状況でも、パフォーマンスを発揮することができた」 今年の自身ベストドライブはどのグランプリだったと思うかと尋ねると、アロンソは次のように語った。 「バーレーン、モナコ、カナダ、モンツァ、ブラジルが、今年のトップ5だろうね」 そうアロンソは言う。しかしモンツァでのイタリアGPは、アロンソは9位だった。 「僕がわざわざモンツァを選んだのは、それが9位だったからだ。表彰台を獲得したわけでもないし、人々の記憶に残るようなモノでもなかった。でもその週末、僕らのマシンは2番目に遅かった。そんな中でポイント圏内に入ることができたのは、全てがよかったからだ」 アロンソは、表彰台を獲得することによる”興奮”が、回を重ねるごとに薄れつつあると感じているという。しかし来年以降も、その興奮をエネルギーとして活かせるように保ち続けることが重要だと、アロンソは言う。 「僕としては、過去にこういうこと(定期的に表彰台に乗ること)を経験したことがある。でもチームにとっては、おそらく今年が初めてだったと思う」 そうアロンソは言う。 「彼らはフォースインディアやレーシングポイントだった時代に、いくつか素晴らしい結果を残している。でも定期的に表彰台に登ったり、トップレベルで戦い続けるのは、チームのほとんどの人にとっては初めてのことだったはずだ」 「彼らは他のチームよりも、そして僕がこれまで経験してきたことよりも、そのことを楽しんでいると思う。これは伝わるから、そういうエネルギーを目の当たりにすることができたのは、とても楽しかった」 「僕らは全ての結果を勝利として祝っている。このエネルギーを、来年にも維持し続けることが重要なんだ」
Filip Cleeren