福岡大大濠が大崎降す 九州大会の雪辱果たす 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第3日の22日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦があった。センバツでは史上初となる九州地区勢同士による初戦が行われ、福岡大大濠が大崎(長崎)を2-1で降し、敗戦した昨秋の九州大会決勝のリベンジを果たした。福岡大大濠は大会第7日第2試合の2回戦で、具志川商(沖縄)と対戦する。 【史上初の「初戦の九州勢対決」を振り返る】 福岡大大濠が投手戦を制した。二回に敵失や犠打などで1死二、三塁とし、松尾の中前2点適時打で先制。先発の毛利は切れのある直球やチェンジアップなど変化球を低めに集め、1失点完投。10個の三振を奪った。大崎は七回に坂本の中前適時打で1点差に迫ったが4安打と打線が振るわず、好投の坂本を援護できなかった。 ◇福岡大大濠・八木啓伸監督 先手を取りたかったので、松尾の二回の2点タイムリーは大きかった。毛利はストライクゾーンで勝負できた。そこが成長した点。(昨秋の九州大会で負けた相手に雪辱し)勝つことができてほっとしている。 ◇福岡大大濠・松尾光気中堅手 (二回に先制の中前2点適時打)先制点を取りたいと思って、つなぐ意識で打席に入った。(8番打者として)中軸が還せなかった走者を還すのが自分の役割。自分が決めにいくと力が入るので、つなぐ意識で打席に立っている。 ◇大崎・清水央彦監督 (九州大会で優勝した)昨秋は応援してくれる人への恩返しを3割できたと思ったが、負けて2割に減った。勝たないと意味がない。(相手の)毛利投手が良く、高めの球を見極められなかった。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。