「親離れができていない」「たくさん助けたけど一方通行」 石破首相の「決定的な欠陥」を恩人らが指摘
「質的な問題で決断ができない」
「親の偉大さの中にいるだけでは自立した人間にはなれません。親の良いところ、悪いところを峻別していくことで、子供は親から離れるんです。親離れができなければ、指導者として量的な判断はできても質的な問題で決断ができないんです」 と、平野氏は言う。 「彼は勉強熱心な読書家でさまざまな知識を持っていて、それを整理する能力もあるけれど、自分が責任者になった時に、これをやる、これはやらない、と決められない。だからこそ彼が立ち上げた派閥もうまくいかなかったのでしょう」 後編【「元々、政治家に向いていない」「中学時代に友達が離れていった過去」 元石破派が明かす、「石破首相に仲間ができない理由」】では、元石破派の人物らにインタビュー。石破首相になかなか仲間ができない真の理由について報じている。 「週刊新潮」2024年10月10日号 掲載
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