5年の歳月をかけた独自開発素材CFTカーボンを採用する多機能な「ロイヤル オーク」が誕生
“世界三大時計ブランド”のひとつに数えられる名門【オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)】がニューモデルとして、「ロイヤル オーク コンセプト スプリットセコンド クロノグラフ GMT ラージデイト」を発表。独自開発の新素材であるCFTカーボンの初採用のほか、多機能な複雑マニュファクチュールムーブメントなど、多くの見どころを備えている。 【関連画像】その他の画像を紹介
新開発のCFTカーボンを採用した初のコレクション
今回、オーデマ ピゲが発表した「ロイヤル オーク コンセプト スプリットセコンド クロノグラフ GMT ラージデイト」は、新素材のCFTカーボンを採用した初のモデルだ。オーデマ ピゲが5年の歳月をかけて開発した革新的な素材で、製造プロセスでは特許も取得しており、軽量でありながら、衝撃、熱、湿度に対する非常に高い耐性を備える。従来のカーボン素材とは異なり、CFTカーボンはレジンでなく、カーボンファイバー自体を着色する技術を用いており、この技術によって部品内の配置が自在に調整可能。その結果、デザイン面での表現力が飛躍的に向上し、さらにレジンの使用を抑えたことで耐久性が強化され、長期間にわたり美観を保つことができる。オーデマ ピゲの研究開発ディレクター、ルカス・ラッジ氏は「オーデマ ピゲは2007年、世界で初めて時計製作にフォージドカーボンを取り入れたブランドです。そして、5年に及ぶ研究開発を経て新世代のフォージドカーボンを世に送り出します。卓越した機械的特性を維持しながら、着色が可能となりました」と、CFTカーボンについて語っている。
ツートーンデザインのモダンかつ精悍なルックス
本機はダークトーンのオープンワークダイヤルをベースとし、随所をエレクトリックブルーでアレンジしたツートーンデザインを採用し、現代的かつ精悍なルックスを実現。CFTカーボン製の超軽量ミドルケースにはブルーファイバーを用いており、暗闇で発光するユニークな仕掛けも見どころのひとつだ。ブラックセラミック製のベゼルはサテン仕上げとポリッシュ仕上げが巧みに組み合わされ、ケースバックやリューズ、プッシュボタンにも同様の緻密な仕上げが施されている。ケースとリューズは手首にぴったりとフィットするようにわずかにカーブしており、長時間の着用でも快適な装着感を確保。さらに2時、4時、9時位置のプッシュボタンガードには軽量かつ堅牢なチタンが使用され、オープンワークダイヤルの明るいトーンのパーツと対比によって、美しいコントラストを作り出している。