消防庁「ドラゴンハイパー・コマンドユニット」の名前が話題/名付けたのは誰?
消防庁が新設する特殊災害専門の即応部隊「ドラゴンハイパー・コマンドユニット」が、その名前のユニークさのためにネット上で話題になっている。 ドラゴンハイパー・コマンドユニットの計画は、新藤義孝総務相が8月27日の記者会見で発表した。南海トラフの巨大地震などを想定して、石油コンビナートや化学プラントの火災など特殊災害を専門とする即応部隊を来年度から新設する方針だ。大量の送水や放水を可能とする車両などを配備する。来年度にまず2部隊つくり、3年間で全国7ブロックに各1部隊を配備するのが目標だという。 このドラゴンハイパー・コマンドユニットという名前がネット上で大受けだ。「凄い名前だ」「虚構新聞かと思った」と驚く声のほか、「わろたw」「ダサすぎる」「何戦隊だよ」「中二病」などと否定的なコメントが多い一方で、「強そうな名前」と評価する書き込みも見られる。 「名付け親出てこい!」などの書き込みもあり、誰がこの名前を付けたかに興味のあるネットユーザーも多いようだ。消防庁の杉田憲英・広域応援室長によると、名付け親は消防庁の職員ではなく、新藤総務相、つまり大臣本人だという。江戸時代に使われたポンプ式の消火道具、竜吐水(りゅうどすい)にちなみ、英語のドラゴンを冠したカタカナの名前を考えたそうだ。 ドラゴンハイパー・コマンドユニットの正式名称は「エネルギー・産業基盤災害即応部隊」。確かにこれだと硬すぎて話題にもならないかもしれない。