<掛布が語る>横浜DeNA・中村紀洋はFBなど使わず大人の対応を
いずれにしろ中村選手は、今後に関しては、大人の行動を選択すべきだろう。すでにフェイスブックで謝意を伝えているが、フェイスブックなどという手段は使わずに直接、中畑監督やコーチに謝意を伝えて、やり直すべきである。ブログやフェイスブックは本人が書いていたとしても、しょせんは、伝言ゲーム。本当の理解にはつながらない。「4番で無ければ引退」というほどの決意があるならば話は別だが、これまでも一度、クビになった後、落合中日の元で安い給料でゼロからスタートして日本シリーズでMVPを獲得した経験まであるではないか。 野球界では、首脳陣とベテランの間には、こういう不協和音が生まれるケースは少なくない。解決策は、ひとつだ。密なコミュニケーションと、チームが勝つためにはどうすればいいかを当事者同士が、真剣に考えることである。 (文責・掛布雅之/阪神GM付育成&打撃コーディネイター/構成・本郷陽一)