柿原徹也「音楽活動15周年」の扉を開く! 最新シングルの魅力を語る
柿原徹也さんが7thシングル『Give It To Me』を5月29日にリリース! 来年、音楽活動15周年を迎えるにあたって、今までの成長の証を詰め込んだという今作について、楽曲制作やレコーディング秘話などを柿原さんにたっぷり語っていただきました。 【関連画像】柿原徹也7thシングル『Give It To Me』ジャケットなどを見る(写真4点) ――シングルとしてのCDリリースは、2018年の『DIAMOND BEAT』以来となります。 柿原 まさかそんなにも長い間シングルを作っていなかったということに、ちょっとビックリしています。多分「シングルを作ろう」となった時に、いただいた楽曲がどれも素晴らしくて「あれもこれも入れたい」ってお願いしているうちに、「ミニアルバムにならない?」と路線変更したりしたからじゃないかな。 ――今回のCDをシングルにしたのはどういった経緯からでしょうか? 柿原 今回は、アーティスト活動15周年を来年迎えるにあたって、「過去の柿原徹也を振り返ろう」という話からスタートしています。そのテーマにピッタリの楽曲が集まったところで、「まずは3曲を収録したシングルを出しましょう」ということになり、シングルのリリースを決めました。他の候補曲についても今後の展開をいろいろと考えていますので、どこで聴けるようになるか楽しみに待っていてください。 ――「過去を振り返る」という今作のコンセプトについて、もう少し詳しくお聞かせください。 柿原 この15年間で、僕自身の技術が上達していたり、キーのレンジが圧倒的に広がっていたりもしていて。なので、曲自体をブラッシュアップした新しいものにした上で、レベルアップを重ねてきた現在の僕が、過去の楽曲たちを歌うとどうなるのか、ということをコンセプトにこのシングルを作っていくことにしました。 ――表題曲の『Give It To Me』はどのようにしてできた曲ですか? 柿原 この曲は、僕の楽曲では『Get over you…』『Summer Time Love』や、『あんさんぶるスターズ!』で僕が演じる明星スバルのキャラソンを書いてくださった中土(智博)さんが作曲してくれました。 僕の音楽活動に携わってくれるようになってから4、5年ほどになるのですが、「こういうテイストの曲をちょうだい」と言ったら、全然想像していなかった曲が上がってきて「マジかよ」「でもいい!」ってなるのがいつものパターンなんです(笑)。 今回もそんな感じでできた曲でしたが、とにかくめっちゃいい曲だったんですよ。シングル収録曲を決める打ち合わせでも、「15周年に向けて……というコンセプトを考えたら、この曲が一番表題曲にふさわしいんじゃないか」っていうことで、表題曲に決まりました。 ――作詞はYoung Yazzyさんが担当されていますね。 柿原 Young Yazzyさんは、ラップの乗せ方がべらぼうに上手くて感激しました。最初のデモの段階ではめちゃくちゃパーリーピーポーな感じの歌詞が一番しかついていなかったんです。 それで、二番の歌詞については僕から「目覚めたらものすごい二日酔いでぶっ倒れているような感じでお願いします」と発注させてもらったところ、イメージしていたそのままの歌詞を作ってきてくれて。追加でお願いするところは一切なく、「Yazzyさん、スゲェ」って思いました。 ――そうして出来上がった楽曲の印象はいかがでしょうか? 柿原 今までにないかっこよさがあるといいますか……ブラックミュージックのテイストをもつ楽曲という感じでしょうか。 ただ、楽曲のイメージのまま歌ってしまうと、キャラを演じているような感じに聴こえてしまうかもしれないと思ったので、素直に僕の声で、柿原として歌ったらどういう感じになるかを考えながらレコーディングをさせてもらいました。 その結果、ポップスに近い感じの楽曲になったのですが、僕としては狙い通りのいい曲に仕上がったなと。新たな代表曲ができたことに、とても満足しています。