<夢咲く春―24センバツ大阪桐蔭>選手紹介/7 /大阪
◇悔しさ糧に打撃成長 畠中健太外野手(1年) 勝負強い打撃が持ち味だが、入学直後の練習試合で4三振と苦汁をなめた。以来、納得がいくまでバットを振り込み、新チーム発足後の公式戦での打率は3割7分5厘。悔しさをバネに成長した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 苦手な守備は、キャッチボールから一緒に練習してくれた外野手の先輩たちのおかげでコツがつかめてきた。「自分が入っても守りのレベルが変わらないくらい、先輩たちに追いつきたい」と意欲にあふれる。医療現場が舞台のドラマが好き。 ◇相手圧倒する投球を 森陽樹(はるき)投手(1年) 189センチ、83キロの大型投手。近畿大会決勝で7回無失点、9奪三振と好投した。中学までは軟式野球でプレーし、硬式は1年目。「マウンドに上がったら相手を圧倒し、誰もが驚く投球をしたい」と聖地への思いを語る。 目標は佐々木朗希投手(千葉ロッテ)のように高校生の間に最速160キロを達成すること。達筆だが、書道を習ったことはなく「小学校の先生の板書をまねしているうちに上達した」という。眠る前に音楽を聴くのが習慣だ。