下落相場の心配や不安も軽減 億り人・おけいどん氏が考える「高配当株・増配株」投資のメリットとデメリット
高配当株・増配株への投資のメリット・デメリット
もちろん、高配当株・増配株へ投資するにあたりメリットとデメリットがあります。 ●【メリット】働かなくても、副収入が入ってくる 「ぐうたら投資」では、頻繁な売買を繰り返さず投資したらほぼ放置します。よって、投資にリソースを奪われません。 つまり、あなたは投資のために労働をしなくてもいい、時間も奪われないのです。それでいて、配当金が入ってくるので副収入=不労所得を得られます。 あなたが会社で働いている間にも、育児や家事、介護をしている間にも、あなたの分身(=投資したお金)が投資先の日本企業で働いてくれます。 映画を見ている間にも、あなたの分身が投資先のインド企業で働いてくれます。夕食を食べている間にも、あなたの分身が投資先の英国企業で働いてくれます。寝ている間にも、あなたの分身が投資先の米国企業で働いてくれます。 そして、年に1~4度、配当金をもたらしてくれます。 配当金をもらいながら、並行して株価上昇にも期待できます。 副収入が、労働を要しない不労所得というのは理想ですね。会社の給与以外にも収入を作り、収入源を分散化するのはメンタルにも優しいです。 また、配当金は、暴落相場で確実に心を支えてくれます。 投資信託や、配当金のない個別株の場合、下落相場では評価額が下がり続けるのを、ひたすら耐えなければなりません。これが結構キツイのです! メンタルが削られます。配当金は、その心配・不安も軽減します。
●【デメリット】自分で銘柄を見つけなくてはいけない デメリットもあります。一部先述しましたが、それは、自分で銘柄を選択する必要があることです。 さらに投資したあとも自分でメンテナンスをする必要があること、個別株は暴落する可能性があることです。ぶっちゃけ面倒に感じますよね。 だからこそ、メンテナンスも「ぐうたら」で可能になるよう導きます。個別株の暴落対策としては、分散投資によって資産やメンタルへの影響をできるだけ抑え込みます。(国分散、アセット分散、セクター分散、銘柄分散、時間分散、意識分散が有効です) ※桶井道・著『おけいどん式「高配当株・増配株」ぐうたら投資大全』を元に一部抜粋して再構成 【プロフィール】 桶井道(おけい・どん):個人投資家(投資歴25年)・物書き。1973年生まれ。世界中の優良株・ETF等を約100銘柄保有し、高配当株および増配株を買ったら放置する「ぐうたら投資」を極めてから資産成長を加速させる。2020年に資産1億円達成すると同時に早期退職を実現、2024年にはピークで資産1.9億円に到達。最新刊は『資産1.8億円+年間配当金(手取り)240万円を実現!おけいどん式「高配当株・増配株」ぐうたら投資大全』(PHP研究所)。