EURO逃すPK失敗は「忘れたと言ったら嘘になるけど…」ウェールズ代表復帰のジェームズ、ベラミー監督の下で活躍に燃える
ウェールズ代表FWダニエル・ジェームズが12日、UEFAネーションズリーグのトルコ代表戦に向けた記者会見に出席。3月に行われたポーランド代表戦でのPK失敗や、クレイグ・ベラミー監督について語った。 今年3月、EURO2024の出場権を懸けたプレーオフでポーランド代表と対戦したウェールズ代表。試合は0-0でPK戦までもつれ込んだが、5人目のキッカーを任されたジェームズが失敗し、ウェールズはPK戦4-5で敗れて本大会出場を逃していた。27歳アタッカーは、当時のことを振り返っている。 「(PK失敗は)受け入れるのが大変だったけど、もう過去のこと。サッカーは良いことばかりじゃないけど、立ち直らなければいけないね。忘れたと言ったら嘘になるが、今後の試合では影響が出ないようにするよ」 これまでウェールズ代表として53試合に出場し、7得点を記録しているジェームズ。9月、10月シリーズはハムストリングスの負傷により招集外だったため、今回の活動は7月から指揮を執るベラミー代表監督の下では初めての招集となる。 ジェームズは「監督は勤勉な選手だったので、若い頃は彼のような選手になりたいと願っていた。監督にはピッチ上でオーラがあったね。ボールを渡せば、ゴールやアシストを決めてくれるんだ」とウェールズ代表のレジェンドである指揮官にリスペクトを示した。 「監督はオフ・ザ・ボールにおける仕事量で非常に重要だった。ボールを奪い、1対1のチャンスを作り、背後に回り、早くボールを奪い返すかということがオフ・ザ・ボールでは重要だ。僕はスウォンジーや他のチームでプレーしながら、その基本を学んできた」 ベラミー監督率いるウェールズ代表は、現在4戦無敗と好調を維持。ネーションズリーグでは2勝2分けで、グループB4の2位につけている。 ジェームズは指揮官のサッカーについて「ボールを保持していない状態でも、チームとしての一体感がある。新しいスタイルは観ていてとても楽しいし、はやく参加したい」と称賛し、加えて「監督はウイングが1対1で戦い、背後に回り込んでほしいと考えていると思う。僕も1対1で戦い、背後から攻撃したい。僕たちはラインを突破して、最終的には相手の背後に回り込みたいと考えているから、監督の方針は僕にぴったりだ」と期待を寄せた。 ウェールズ代表は日本時間17日2時から首位のトルコ代表と、20日4時45分からはアイスランド代表と対戦する。