マイナ保険証に本格移行 顔認証ができないトラブルも… 初めのうちは「保険証」など持参呼びかけ
移行に伴う自治体の対応は――
名古屋市の国民健康保険には、自営業の人など約38万人が加入しています。(9月時点) このうち、4割を超える人がまだマイナ保険証に登録していません。 「(コールセンターには)10月には1176件、11月には607件問い合わせがあった」(名古屋市健康福祉局 保険年金課 三尾幸史 課長補佐) 市では、10月から対象の市民にお知らせを配布。コールセンターを設置し、目立った混乱はなかったといいます。 「直ちに皆さんの保険証が使えなくなるわけではなくて、名古屋市の国民年金保険の場合、来年7月31日まで現行の手元の有効な保険証は使えるので、まずは本日以降も安心して保険証をお使いください」(三尾 課長補佐) また、マイナ保険証に移行していない場合でも、来年7月ごろに市から届く「資格確認書」を保険証の“代わり”として使用することができるということです。 「安心して保険診療は受けられると丁寧に説明していくのは名古屋市の国民健康保険としては重要ではないかと捉えている」(三尾 課長補佐)