<解説>局アナから転身2年目 “今年の顔”に選出の森香澄 初冠番組、ドラマ8本…大躍進の年に
10月には、テレビ朝日で初の冠番組「森香澄の全部嘘テレビ」(水曜深夜2時34分、一部地域を除く)がスタート。同番組は、同局の月替わりのバラエティーチャレンジ枠「バラバラマンスリー」で、今年6月に放送されて話題となり“昇格”した。
森さんがキャバクラ嬢やビールの売り子、居酒屋バイトなど、さまざな企画に挑戦し、タイトル通り「全部嘘」のはずが、見ているうちに「森香澄なら本当かも」と思うような虚実入り混じった内容で毎回話題を呼んでいる。新宿の街中でサンタのコスプレ姿でティッシュ配りをしたりと、体を張った企画も行っており、バラエティーロケへの適性の高さも見せている。
そして今年は、実に8作もの地上波、配信ドラマに出演。「オトナの授業」(TOKYO MX)では初主演を務めたほか、「伝説の頭 翔」(テレビ朝日系)や「3年C組は不倫してます。」(日本テレビ系)などにレギュラー出演。12月に単発で放送された、元放送作家の鈴木おさむさんが現役時代に執筆して温存していたという幻の企画のドラマ化「栞ちゃん 心の声をきかせてよ」でも主演した。
Leminoで12月に配信スタートした「情事と事情」では、既婚男性との愛人関係にある女性を演じ、キスシーンやラブシーンにも初挑戦。フリーに転身したときから芝居への意欲が高かったという森さんだが、今年は俳優業で飛躍の年になったといえるだろう。
年末の取材では「挑戦したいことは変わらず芝居で、舞台やミュージカルもやってみたい」と話していたが、活動の幅を広げ続ける森さんに注目したい。