日本、イングランドに大敗 FL姫野和樹「やりたいことが全てできなかった」 今年のテストマッチは4勝7敗で終了
ラグビー・リポビタンDツアー2024(24日=日本時間25日未明、日本代表14-59イングランド代表、ロンドン郊外アリアンツスタジアム)世界ランク13位の日本は同7位のイングランドに9トライを奪われ、大敗した。対戦成績は日本の13戦全敗。欧州遠征は1勝2敗で今年のテストマッチを4勝7敗で終えた。 前半9分、イングランドにラインアウトからボールを展開され、先制トライを許した。その後も日本は相手のパワーに対応できず、ハイボールのキャッチは競り負けた。反則も出た。ラインアウトを起点に、モールでなど3トライを奪われ0-28とリードされた。日本は34分、CTBディラン・ライリー(27)が自陣から大きく前進。サポートに入ったSH斎藤直人(27)にボールが渡りトライが決まった。だが、その3分後にトライを許し7-35で折り返した。 後半、日本は攻撃のテンポこそ出たもののミスも出て仕留めきれない。すると14分にキックをまじえたイングランドに、先にトライされた。日本は7-45の22分、WTB長田智希(24)が突破し、粘ってボールをつなぎ、FL姫野和樹(30)がインゴールに飛び込んだ。ただ、その後に2トライを重ねられ、ラグビー発祥国との力の差は歴然だった。 ゲーム主将を務めた斎藤は「前半20~30分くらいまで、常にイングランドのプレッシャーを受けて、なかなか自分たちのペース、自分たちのアタックというところが見せられなかった」と悔しがった。姫野は「前半あれだけ思い通りにプレーさせてしまうと、試合に勝つことは難しくなってくると感じた。自分たちのやりたいことが全てできなかった。非常に残念」と振り返った。