「きょうから県民との約束果たしていく」現職で全国最多6選決めた福田知事 一夜明け会見
とちぎテレビ
任期満了に伴う栃木県知事選挙は17日投開票され、福田富一氏・71歳が国内の現職の知事では最多となる6回目の当選を果たしました。戦いから一夜明け、福田氏は「きょうから県民との約束を果たしていく」と述べ早速、活動を再開しました。 共産党が推薦する無所属新人との一騎打ちとなった今回の選挙、福田氏は「未来への投資」をキャッチフレーズに20年の実績や少子化への取り組みなどを訴え6回目の当選を果たしました。そして一夜明けた18日、宇都宮市の事務所で報道陣の取材に答えました。 福田富一氏「きょうから県民との約束を果たしていく。『高齢・多選』を承知のうえで立候補し、多くの方の支持を得ることができた。この期待に応えていく」 今回、福田氏はSNSで「とみかずさんの日常」と題した動画を投稿するなど県政と県民の距離を近づけようと訴えにも力を入れました。選挙期間中、6歳の男の子から手作りの投票用紙を手渡され「将来は知事になりたい」と夢を打ち明けられたのが嬉しい出来事だったといいます。 福田富一氏「休止していたインスタを再開し、30本余りの投稿で約170万回の再生回数となった。選挙戦を通じて『身近な県政』に少しでも取り組めればという思いは、一定程度成果を上げることができたのかなと思っている」 一方、41万を超える票を獲得し、得票率8割と圧勝した福田氏ですが、投票率は歴代ワースト2位の32.05%、また無効票も過去6回の知事選挙で最も多い1万3千票が投じられました。 福田富一氏「真摯に受け止め、その人達にとっても最終的に『福田を選んで良かった』と4年後思ってもらえるような県政を行っていきたい」 そして6期目に向けては「新年度予算が重要な役割となる。政策をやり遂げるためのスケジュールを示さなければならない」と表情を引き締めました。 福田富一氏「(7期目は?という問いに)そういうことは考えていません。まずはこの4年間を子ども達のためにも、学校給食が無償化になってよかったね、保育園や幼稚園でも英語教育をやっていないところも全県でやる、そんな教育ができるようになってよかったね、とそういう会話が数多く各地で出るよう、しっかり仕事で恩返しをしてまいりたいと考えております」
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