村田諒太が狙うアルバレスが9.12米国11万人収容アメフトスタジアムでゴロフキンとミドル級3度目頂上対決に合意
WBA世界スーパーミドル級、同世界ミドル級スーパー王者のサウル”カネロ”アルバレス(29、メキシコ)と、IBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(37、カザフスタン)の3度目の頂上対決が、9月12日にテキサス州アーリントンにあるNFL(全米プロアメフット)のダラス・カウボーイズの本拠地、AT&Tスタジアムで行われることが合意に達した。「ジ・アスレチック」など複数の米メディアが報じたもの。アルバレスは、WBA世界ミドル級王者、村田諒太(34、帝拳)がターゲットにしている相手で、日本ボクシング界にとっても注目の一戦になる。現在、アルバレスは階級を上げているが、この試合は、ミドル級の統一戦として行われる方向だという。 AT&Tスタジアムは最大11万1000人収容可能の多目的スタジアムでマニー・パッキャオ(フィリピン)がジョシュア・クロッティ(ガーナ)とWBO世界ウェルター級タイトルの防衛戦を行っており、このとき集めた4万1843人は、21世紀の国内プロボクシング興行としては最多の観客動員とされている。 アルバレスは、メキシコの記念日「シンコ・デ・マヨ」に近い5月2日にラスベガスのT-モバイル・アリーナでWBO世界スーパーミドル級王者、ビリー・ジョー・サンダース(30、英国)と、統一戦を行う予定が決まっていた。だが、新型コロナウイルスの影響で延期が決定した。 一方のゴロフキンも6月6日にカリフォルニア州イングルウッドの「ザ・フォーラム」で指名挑戦者のカミル・シェルメタ(30、ポーランド)と防衛戦を行うことが決定しており、この試合の延期はまだ決まっていないが、いずれも、それぞれの次戦を勝つことが3度目対戦の条件となる。ただアルバレス対サンダースの試合の延期が長引けばサンダースの試合を飛ばして、ゴロフキン戦を優先するとの情報もある。サンダースのプロモーターであるエディ・ハーン氏は、米メディアの取材に対して、「アルバレスとサンダースの試合は決まっている。この試合が6、7月に延期された場合、ゴロフキンとアルバレスの試合の日程が変更される」と主張している。