【ビジネスマナー】 「BCC」が重大ミスにつながることも! ビジネスメールのNGマナー
メールの宛先に使われる「TO」「CC」「BCC」ですが、それぞれの意味の違いをご存知でしょうか。使い方を間違えてしまうと情報漏洩や取引先からの信頼を失ってしまうことになるかもしれません。今さら聞けない「TO」「CC」「BCC」の使い方や意味の違いについて、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが説明します。 【画像】【ビジネスマナー】「TO」「CC」「BCC」の正しい使い方 まとめはコチラ
「TO」「CC」「BCC」の正しい使い方
【元社長秘書のマナー講座】vol. 14 日ごろの業務で使うことの多いメール。宛先には「TO」がよく使われますが、「CC」と「BCC」という項目があるのはご存知ですよね。では、「CC」と「BCC」の違いは知っていますか?「TO」「CC」「BCC」にはそれぞれ意味があり、使い方や受け取ったときの対応も異なります。特に「CC」「BCC」は複数の人にメールを送るときに使われるため、しっかりと意味を理解していないと情報漏洩やトラブルになる可能性が…。今回は、知っておくと便利な「TO」「CC」「BCC」の特徴や意味、そして使い方を分かりやすく解説します。
1. 「TO」「CC」「BCC」のそれぞれの特徴とは?
「TO」「CC」「BCC」には明確な違いがあるため、複数人に同時にメールを送信する際には、間違えないように注意しなければなりません。それぞれの設定の特徴をしっかり理解していきましょう。 【TO】 用途:メインとなる宛先の相手に使う アドレスの公開 :公開される TO、CC、BCCに設定した人全員に、メールアドレスなどの情報が表示される 【CC】 用途:内容を共有したい相手に使う アドレスの公開 :公開される TO、CC、BCCに設定した人全員に、メールアドレスなどの情報が表示される 【BCC】 用途:他の受信者に知られたくない相手に使う アドレスの公開 :公開されない 送信者以外には情報が表示されない
2. 内容を共有したい相手「CC」の使い方
「CC」とは、カーボンコピー(Carbon Copy)の略です。単に「シーシー」と呼ばれることが多いですが、正しい読み方はカーボンコピーです。メインは「TO」に指定されている人で、CCに指定されている人は「念のためにメールを確認してほしい人」という意味合いになります。ビジネスメールで利用する場合は、同時に知らせておきたい上司などを指定することが多く、CCに指定された人には返信の義務はありません。また、メールを送信する際は、冒頭の宛名の下に「CC:○○様」とCCで送っている人がいることを明確にすると、気持ちよくメールのやりとりができるので明記しておくといいでしょう。