泥酔し尚学院のドア壊した米兵、建造物損壊と侵入容疑で書類送検 「米軍は規律順守の徹底を」
塾や専門学校を運営する、那覇市泊の尚学院の出入り口ドアを男が壊して建物内に侵入した事件で、沖縄県警は10日、建造物損壊と同侵入容疑で米軍キャンプ・キンザー所属の海兵隊上等兵の男(21)を同日付で那覇地検に書類送致した。容疑を認めているという。 【写真】米軍関係者とみられる男に壊されたドアのワイヤ入りガラス
書類送検容疑は11月2日午前2時35分ごろから同45分ごろまでの間に、尚学院の1階出入口ドアのガラスを損壊し、建物内に侵入した疑い。 県警によると同日午前2時40分ごろ、「男性がガラスを割っている」と目撃者から通報があり、警察官が駆けつけた。当時、容疑者は泥酔し、素手でドアを破壊したとみられ、両腕から出血していたという。 止血処理が必要だったため現行犯逮捕はせず、容疑者の身元を確認した上で、米軍基地内の病院に搬送した。その後、米軍の捜査機関と協力し、任意での捜査を続けていた。 尚学院の名城郁子常務理事は「米軍は隊員に規律を守らせることを徹底させてほしい」と述べた。
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