埼玉と群馬で空港構想 候補地はゴルフ場近くの河川敷 災害医療派遣チームの東京DMAT運営協議会の会長らが視察 首都圏医療バックアップ体制の構築に向け
埼玉県北部と群馬県南部の「上武地域」といわれる両県境10市町が空港整備を構想していることを受け、東京DMAT運営協議会会長の山口芳裕・杏林大学医学部救急医療高度救命救急センター主任教授らが21日、空港整備候補地である上里町の上里ゴルフ場北側(烏川河川敷)を視察した。 空港整備へ向け連携する埼玉・群馬の10市町の地図【写真2枚】
東京DMATは専門的なトレーニングを受けた医師や看護師が医療器具を携えて現場に急行し、その場で救命処置などを行う災害医療派遣チーム。甚大な被害が予測されている首都直下地震に備え、被災地域で対応が困難な重傷患者を域外へ搬送し、必要な医療の提供を可能とするための首都圏医療バックアップ体制の構築に向けた候補地視察を行うことになった。 同町の山下博一町長から説明を受けた山口氏は「知った内容を東京DMATや都庁に報告し、今後につなげられれば」と話した。その後、吉田信解本庄市長とも面会した。